新・ロロナのアトリエ プラチナトロフィ獲得!

rorona_11_01_01

昨年末から没頭してプレイしてきた「新ロロナのアトリエ」を遂に完全クリアしてプラチナトロフィをゲット! 色々な場面を回顧しつつゲームの思い出を振り返ってみたいと思います。(以下、中~重度のネタバレを含みます)

この新ロロナのアトリエでは、王宮依頼の成績と人気によって大まかな分岐があり、キャラクターとの交友値と付随するイベントによってさらに細かくエンディングが分岐します。

交友が深まる毎に次々とイベントが発生するので採取や探索などに多少の影響が出てしまうのですが、隠れた一面を垣間見ることができて、いっそう登場キャラクター全員を好きになりました。

rorona_11_02

同時に複数のエンディング条件を満たしている場合は、エピローグで選択肢が現れ、好きなエンディングが選べるようになっているので、直前でセーブすれば1回のプレイで全エンディングを観ることも可能です。

 

各キャラクターとの物語は笑いあり涙ありといった内容で、一括りには語ることはできませんが、中にはしんみりするものもあったりして、油断しているとつい感傷的になってしまうことも(笑)

rorona_11_06

個人的に一番印象に残ったのは、ロロナちゃんとクーデリアちゃんがケンカしてしまうイベントです。

初めに1000コールで石ころを調達した時から不穏なムードが漂っていたので覚悟はしていたんですが、一時的にとはいえ、仲違いしてしまう二人を見てハラハラしました。

最終的にはきれいな形で仲直りするのですが、途中経過を見守っている間は意気消沈する二人にひどく感情移入してしまいました。

rorona_11_07

次に、不覚にもかなり動揺したのがリオネラちゃんのイベントでした。

出会った時やその後の態度から色々と苦労しているのは判りましたが、その生い立ちをはっきりと聞かされた時は胸が締め付けられるような気分になりました。

私は決して優しい人間などではないのですが、リオネラちゃんの境遇はそんな私にとってもなかなか衝撃的な内容です。

ふと Dragon Age の世界の Apostate Mage に対する迫害のことを思い出しました。

 

もちろん、しんみりしたイベントばかりではなく、大笑いさせてもらった楽しいイベントもたくさんあって、というか、そういう楽しいイベントのほうが多いのですが、その中でも1番がまずこれです。

rorona_11_04

これはタントリスさんのエンディングの一幕で大臣が息子(タントリス)からの手紙を読んでいるのですが、あれだけ父親を期待させておいてこの一言で去っていくとは…

いくらなんでもこれはひどすぎるよ(笑)

メリオダス大臣がショック死しなくて良かったです。

 

次に、これもエンディングからの一幕なのですが、結婚願望が強いエスティさんの婚活パーティに付き合うというもの。

rorona_11_09

残念ながら、エスティさんの猛攻を描くシーンは無いのですが、その様子を勝手に想像して終始ニヤニヤしておりました(笑)

 

特に強く心が動いたわけではないのですが、アストリッド師匠があんな風になってしまった経緯も印象に残っています。

rorona_11_08

本編でのジオさんと師匠との会話や他のイベントなどから、城の人間に対してわだかまりを持っているのは見て取れましたが、この話を聞いて納得。

推測ですが、アストリッド師匠はかつてはかなり一生懸命仕事をしていたのではないかと思います。そして、彼女の実力はその努力の中で培われたのではないかと。

彼女は自分のことを天才だと嘯いており、それに見合う実力も持ち合わせていますが、生まれ持って有能な者が持つ一種の残酷さが見受けられないのです。

もし、アストリッド師匠が本当に生まれ持っての天才だったら、師匠の師匠が城の人間にひどい仕打ちを受けたことに心を痛めず、どんくさい師匠のことを一緒になって見下したり、自分の力を誇示していたかもしれないとも思えるのです。

現在の怠け者の仮面は、本当は努力家で心優しい人間が裏切られたり醜いものを見せられて少しばかり嫌気が差してしまった姿なのかなと思いました。

rorona_11_11

「アストリッドエンド」でも師匠は相変わらずの態度ですが、本編でのロロナちゃんの直向な姿勢が師匠の心を洗ったからこそ、再度錬金術に熱意を傾けられるようになったと解釈しています。

他にもたくさん思い出のシーンはあるのですが、書ききれないのでこの辺にしようと思います(笑)

 

最後にプレイ後の感想を少しばかり書いておこうと思います。

一般的なRPGでは、境遇や個人の目標は違えども、大きな目標という点において、例えばラスボスの討伐であったり、世界の平和であったり、共通するものがあることがほとんどです。

一方アトリエシリーズでは、キャラクター各人が異なる立場で生活していて、それぞれの生い立ちや目標も異なり、あくまでも「協力」という形で主人公に関わってきます。

キャラクター達は、ロロナのアトリエを救うことを目標としてアーランドにいるのではなく、みな自分の事情で生活しています。

一般的なRPGの場合はメインストーリーに沿ってイベントが展開することが多いのに対し、このゲームではロロナのアトリエを中心にしてイベントが展開するのではなく、各人の事情に沿って展開していきます。

そのため、1プレイでたくさんのイベントを体験した場合は、それぞれのイベントの関連性がそれほど高くないため、別々のゲームを遊んだような奇妙な感覚にとらわれます。

私だけかもしれませんが、その「雑多な」感じがとても良く、なんとも言えない不思議な満足感がプレイ後に残ります。

マリーのアトリエやエリーのアトリエを初めてプレイしたときもそうでした。その不思議な満足感をもう一度味わわせてもらえて本当にうれしかったです。

 

キャラクターのイベントだけでなく、戦闘、調合、人付き合いなど、ゲーム性においても雑多な要素が贅沢に詰め込まれています。

キャラクター達のやりとりに終始ニヤニヤしたかと思えば、次の瞬間には特性の継承に没頭して調合に精を出したり、自慢のアイテムの試し斬りするために出かけたり。

やりたいことがたくさんあるのに、時間が足りなくなってエンディングを迎えてしまったり。そして、また最初からプレイするという繰り返しに。

全ての要素に愛着が湧くのは、個々の要素が丁寧に作られているからなのだと思います。

また、システム面が親切に設計されており、ロードは非常に短く、1コマンドで町の中のあらゆる場所に移動でき、BGMの変更も可能です。

「面白い」というよりは「楽しい」という形容がしっくりとくるプレイ感でした。

rorona_11_12

延長戦に登場した他のアーランドシリーズのヒロイン(トトリ・メルル)も個性的で可愛らしく、それぞれの作品もまた時間を見つけてプレイし、「楽しい」体験の続きを味わえたらいいなと思います。

 

年末から今まで心楽しい時間を与えてくれてありがとう。

思い出に残るゲームでした。