Dragon's Dogma


ソーサラー

ジョブ概要

攻撃魔法に特化した魔法系の上級職。魔法攻撃力の成長率が最もよく、魔法を扱う全てのジョブに有用なアビリティを習得できます。

メイジが扱う基本的な攻撃魔法はもちろん、ソーサラー専用の破壊力がある範囲攻撃魔法の数々は、一般モンスター戦、ボスモンスター戦を問わず、戦況を一変させる効果的な戦術的基点となることでしょう。

攻撃面ではメイジに大きく差をつけるソーサラーですが、回復魔法を一切使用できず、破壊力のある範囲魔法は非常に詠唱時間が長いため、決して万能の魔法使いではありません。パーティー内にメイジとソーサラー両方を置くのでなければ、メイジの方が柔軟にパーティーをサポートする場合が多々あることに留意しましょう。

数々の大魔法を活かしソーサラーの能力を遺憾なく発揮するためには、大魔法詠唱のタイミング、戦場での位置取り、他のパーティーメンバーによるサポートなど、戦術的な面での十分な配慮が必要であることは言うまでもありません。

覚者がソーサラーになる場合は、敵の妨害を受けにくい高所や遮蔽物の裏に陣取ったり、妨害されそうな場合は欲張らずにレベル1で発射するといった慎重かつ柔軟な立ち回りを心がければいいでしょう。

一方、ポーンには覚者のような柔軟な立ち回りはそもそも期待できず、敵の群れのど真ん中で大魔法の詠唱を始めたりします。こればかりはどうしようもないため、覚者が戦士系の場合は、当該ポーンの近くで敵を掃除したり、ミスティックナイトならポーンの前でセントウォール付きの魔道盾を構えたりして、詠唱完了までサポートしてあげましょう。

魔法の詠唱時間を短縮するクエストアイテム竜王の指輪は、メイジには特に必要というほどのことはありませんが、ソーサラーにとっては、大魔法を撃てるかどうかが鍵になる非常に重要なアイテムになります。

竜王の指輪は、クエスト「魔器に魅入られた魂」で、オルダスに贋作を渡せば、本物を手許に残すことができます。竜王の指輪は魔法職の所持品の中にあるだけで効果を発揮します。蛇足ながら、贋物に詠唱短縮効果はありません。

育成

覚者・ポーン共通

魔法攻撃力を上昇させる「開眼」(魔法攻撃力+20%)、詠唱時間を短縮する「速詠」はぜひとも習得したいアビリティです。メイジ上がりの場合は、どうせならメイジのジョブランクを8まで上げて「攻魔」(魔法攻撃力+10%)を習得してセットしたいところです。

習得するスキル(魔法)は、詠唱が速く、用途が広い「ファイアボール」「サンダーレイン」があれば、残りは好みのものでかまわないと思いますが、参考までに卑見と簡単な指針を述べておきます。

サイクロプスの無力化など様々な用途に使える「サンダーレイン」はできる限り外したくありませんが、「ファイアボール」の方は必須というほどでもありません。

「ファイアボール」を装備させたい第一の理由は、詠唱時間の短さであり、第二に、簡易なロックオン性能と使い勝手の良い炎属性という点です。杖による通常攻撃(小)で、飛行系モンスターに十分対応できる場合は、「ファイアボール」を「フレイムウォール」や「メテオフォール」に変えてもいいと思います。

「フレイムウォール」と「メテオフォール」は共に延焼機能を備えているため、属性面と追加ダメージ面だけ考えればいずれか一方だけでいいでしょう。破壊力や柔軟性から考慮すると、「メテオフォール」の方が優れていると思われます。また、「メテオフォール」は大魔法の中では詠唱時間が短く、詠唱完了後すぐに動けるという隙の少なさも魅力です。

氷属性の攻撃魔法を習得するなら、「フロストスパイク」か「ブリザードアロー」どちらか一方で十分だと思われます。「フロストスパイク」は下位魔法でありながら、それなりに詠唱時間がかかり、詠唱完了から発動までタイムラグもあるため、それほど使いやすいわけではありません。一方の「ブリザードアロー」も他の大魔法を上回る長い詠唱時間のために使い勝手は良くありません。また、氷属性がなくては対応できないモンスターがいる訳でもないため、両方とも無理に使用しなくてもいいでしょう。

ただ、十分に魔法攻撃力が高いソーサラーが放つ「ブリザードアロー」の破壊力は驚異的であり、ボスモンスターの体力を一気に奪うことも可能です。特に、ボスモンスターが体勢を崩して転倒し、詠唱を妨害されるの虞もなく、転倒によるダメージボーナスがある状態で直撃させた場合、十分に体力が残っているボスモンスターを即死または瀕死に至らしめるほどの威力を秘めています。「フロストスパイク」か「ブリザードアロー」で迷う場合は、ボス用ということで「ブリザードアロー」をお薦めします。

闇属性の「ヴォルテクスレイジ」は、詠唱時間、弱点属性対応モンスターなどの点から、あまり実用性が高いとは言いがたく、ポーンが使用して覚者の近くに竜巻が発生した場合は突然視界が著しく妨げられるというデメリットもあるため、無理に使用しなくてもよいでしょう。しかし、豪快な竜巻が敵を宙にさらう姿は圧巻で、鑑賞する楽しみがあるため、そういう点ではお薦めの魔法の一つです。

聖属性「ロックビート」は、なかなか使い勝手が良く、お薦めしたい大魔法です。しかし、ポーンに他の属性の魔法と一緒にセットするとなかなか使用しないため、覚者がソーサラーの場合に活用したい魔法です。

ギフト系のエンチャント魔法を使用する場合は、メイジのページで述べた理由により、対応するモンスターが多い聖属性「ホーリーギフト」1つで済ませればいいでしょう。また、優秀な攻撃魔法を多く持つソーサラーに補助魔法を多くセットするのはスキル枠がもったいないという理由もあります。

覚者

ジョブポイントを多く必要としますが、大魔法「メテオフォール」「ブリザードアロー」「ヴォルテクスレイジ」「ロックビート」はレベル2まで習得し、状況に応じて使い分けるのがいいでしょう。

ポーン

ポーンに大魔法を習得させる場合は、レベル2まで強化しないことを強くお勧めします。ポーンはレベル1と2の使い分けができず、一度レベル2を習得すると、敵が目前まで迫っていようが、敵の群れの中であろうが、レベル2しか使おうとしません。

アビリティ「速詠」、竜王の指輪を両方持った状態でも、レベル2の大魔法を最後まで詠唱させてもらえるような幸運な状況はほとんどなく、詠唱を妨害され続けて戦闘が終わるか、間に合ったかと思えば、敵がほとんど残っていないという悲しい状況に陥りがちです。

さらに困ったことに、一度レベル2を習得してしまうと、レベル1に戻すことができない仕様です。大魔法をレベル2まで習得したものの、戦闘で活用することができずに、下位魔法のみを使うか、他のジョブに転向するしかなくなってしまいます。大魔法にこだわる場合は、セーブデータを消して一から作り直すかということになります。

一方で、レベル1のままの大魔法が弱いかと言えば、そのようなことはなく、レベル1のままでも十分な破壊力を誇り、アビリティ「速詠」と竜王の指輪があれば、実用的な詠唱速度で、一般モンスター戦、ボスモンスター戦両方で十分に活躍することができます。

このように、判断を誤ると、ソーサラーやめますか?それともポーンやめますか? という選択を迫られる悲しい結末を迎えないとも限らないので、大魔法の強化については、慎重の上に慎重を重ねた熟考熟慮の上で実行されることをお勧めします。(セーブデータ削除&やり直し経験者談)

成長率

レベルアップ時のステータス上昇値は、レベル帯によって異なります。具体的には、レベル2~10、10~100、101~200の3つの段階で成長率が変化します。レベル101以降は顕著な能力上昇は期待できないようになっています。

レベル11~100

HP  :+16
スタミナ:+15
物理攻撃:+2
魔法攻撃:+5
物理防御:+1
魔法防御:+5

レベル101~200

HP  :+10
スタミナ:+10
物理攻撃:+0
魔法攻撃:+3
物理防御:+0
魔法防御:+1

スキル・アビリティ

カスタムスキル、ノーマルスキル、アビリティは以下を参照願います。