HDCP
概要
HDCP とは、デジタル映像信号を暗号化する著作権保護技術の一つであり、受信側(ディスプレイ等)が HDCP に対応していないと解読することができません。
簡単に説明すると
HDCP とはコピーガードの一種で、テレビとPS4を接続する HDMI ケーブルの中には HDCP によって暗号化されたデータが送信されています。ゲームや動画の映像がテレビに映されるのは、テレビ側が HDCP に対応しているからです。
一方、HDMIケーブルをテレビではなく外部的な録画機器に接続して、録画しようとしたり、録画機器を通してテレビに映そうとすると、暗号が解読できないため、録画も表示もできません。
HDCP とは「コンテンツを見るだけならOK。だから、テレビには暗号を解読できるようにしてある。けど、コンテンツの録画(コピー)はダメ。だから、録画機器には暗号を解読できないようにしてある。」という主旨のコピーガードだと考えて差し支えありません。
意義
HDCP は映像作品の著作権保護のために存在し、あくまで権利者の利益に配慮した仕様になっています。したがって、我々ユーザーサイドに直接のメリットはなく、結果的には不便を強いられる仕組みでしかないとも言えます。
一方で、映像作品メーカーが正当な利益を得ることによって、新しい作品の開発に活かされるのであれば、多少の不便に目をつぶることが、間接的に我々消費者にとってメリットをもたらすとも言えます。
HDCP を無効にする
無効にする
設定のページから「システム」へ進み、「HDCPを有効にする」のチェックを外します。
無効にする意義
HDCP を無効にすることによって、外部の録画機器(キャプチャ機器)によるゲームプレイの録画やスクリーンショットの撮影ができるようになります。元々PS4にはSHAREによる録画・撮影機能が備わっていますが、それを使用せずに録画や撮影をすることが可能になります。
注意点
HDCP を無効にして映像出力ができるのはゲームプレイのみです。映像作品などのコンテンツは、原則として、HDCP が有効な状態でないと再生できません。