初心者ガイド

育成・編成

技術点

モンスターとの戦闘で得られる技術点は、一般的な RPG の経験値に相当する。戦闘を繰り返して技術点を得ることによって、パーティーメンバーの武器レベルや術レベルが上昇する。また、隠しデータだが、技術点を得ることでパーティー全体の武器レベルと術レベルも上昇しているので、今後新規加入してくるメンバーの武器レベルと術レベルの強化にも繋がる。

戦闘回数

ロマンシング サ・ガ２では、モンスターと戦闘が発生した回数がカウントされており、戦闘回数が増えるほど強力な敵が出現するようになる。そのため、戦わずに逃げてばかりいるとパーティーが十分に強化されていない状態で強敵と戦わざるをえなくなり、最悪の場合は始めからやり直すことを余儀なくされる。退却は非常手段と捉えて頻繁に使用すべきではないだろう。

なお、リメイク版に実装されている「New Game + (強くてニューゲーム)」という機能を使用してゲームを開始した場合、セーブデータから多くの要素を引き継ぐことができる。New Game +に使用できるセーブデータに制限はなく、一度ゲームをクリアしている必要もないので、初回プレイで敵が強くなりすぎて「詰んで」しまった場合は、「New Game +」でやり直せば、労力を無駄にせずに済む。

WP・JPとクラス

技や術の使用に必要な WP (技ポイント) や JP (術ポイント) は、そのキャラクターが習得している武器レベルや術レベルの合計から算出される。すなわち、複数の武器や術に習熟していれば、それだけで単純に WP や JP の最大値が上昇することになるので、得意武器や得意術法が多いクラスは継戦能力・継続火力に優れる。

一般に、得意武器が少ないクラスほど専門性が高く能力値や閃きの面で優遇されているが、冒険中に WP が枯渇しやすい傾向がある。逆に、帝国軽装歩兵などに代表される万能クラスは専門性が低く能力値が中途半端で最大火力に劣るが、最大 WP が多いので一般モンスターとの連戦に強い傾向がある。

したがって、ボス専用の専門クラスと、ザコ殲滅用の万能クラスをバランス良くパーティーに迎えれば、ゲームの攻略がスムーズになるはずである。

戦闘

難敵・強敵への対処

装備や技が揃ってくれば火力によるゴリ押しで粉砕できるようになるが、初回プレイでは強敵の猛攻に圧倒されることも多い。即決の攻略法はないが、スタンが狙えるボスには幻惑剣、麻痺が効く相手には感電衝のような技を使用して動きを封じてしまう戦術が手堅い。

また、陣形の活用を試してみると功を奏すこともある。1ターンで倒せるHPが低いザコモンスターにはラピッドストリームの陣形で全体攻撃技 (術) を放つのが手っ取り早く、HPが高く消耗戦を強いられるボスモンスターには、ムーフェンスで防御を固めてターンの最後に反撃するという形が効果的である。

ラピッドストリーム＋クイックタイム

水の術法「クイックタイム」は、未行動の敵のターンを消滅させるという強力な効果を持っている。すなわち、敵より早くクイックタイムを使用し続けることができれば、敵に１ターンをも与えることなく勝利を収めることも可能。つまり、必ず先手を取ることができるラピッドストリームの陣形と併用すれば、文字通り「無敵」ということになる。

意図的なものか調整不足なのか判別しようがないが、クイックタイムは一般ボスはもちろんのこと、個別の七英雄、最終ボスにも100%の確率で通用する。すなわち、HPを奪い切って戦闘が終了するまでクイックタイムを使用し続けるだけの JP さえあれば、最終ボスにさえ１ターンをも与えることなく無傷で勝つことができるのである。

これを一種の「バグ」と捉えて敢えて使用しないか、「ルールの範囲内」と考えて大いに活用するかはプレイヤー次第である。ここではその是非を論じず、本当に困った時にはこういう方法で打開できるということだけ紹介することに止めようと思う。

ちなみに、リメイク版で追加されるボス「ドレッドクイーン」にはクイックタイムが通用しないので、このボスにだけは相応の準備と正攻法による攻略が必要となる。

開発

装備品

装備品の開発はできるだけ進めるほうがよい。最終段階まで開発を進めれば最強ランクの装備品が手に入るのだから、開発費用は決して無駄にならない。周回プレイを想定している場合は、開発した装備品で最上位のものを５つずつ倉庫に保管しておこう。そうすれば、次回プレイ時に序盤から最強ランクの装備品を全員が使用できるようになる。

術合成

色々と試してみたいプレイヤーには、一通り全合成術の開発をお勧めしたいが、そこまでやり込む予定がないプレイヤーには以下の合成術を推奨。