仲間
多くのキャラクターを仲間に出来るゲームでは誰が最強かというテーマがあります。純粋に強いキャラを集めるというのもゲームの楽しみ方として王道ですが、気に入ったキャラを使い続けたいということもあります。実用を取るか、好みを取るかはいつも悩みの種。
純粋な強さ
まず、純粋に強いキャラクターを考えてみます。特殊キャラクターは除外して一般キャラクターの中から選ぶとすると、こんなところではないでしょうか。
ドラゴン系はブレスによる遠隔攻撃が可能でHPと力が突出。ソルジャーとワルキューレは力と敏捷が突出。
ソルジャーとワルキューレを狙って仲間にするのは難しいですが、ドラゴン系なら幼竜の王冠を適当な獣に装備させて歩いているといくらでも仲間に出来ます。
英雄妖精+ドラゴン×4のパーティ組んだらほとんど無敵。イベント制覇を狙って、荒っぽいプレイをする時はこういった編成も便利です。「手っ取り早く」「強く」を目指すならドラゴン達がやはり役に立ちます。「↑→○△・・・」などは何を言っているのかわからないので鬱陶しいですが。
エレガント妖精
強さではなく、見た目がきれいなキャラクターを選ぶなら、この辺でしょうか。エレガント路線の妖精達です。
ティル・ナ・ノーグの華と言える面々。だいたい湖畔や海岸など水辺で会うことが多いのですが、本作になってからは湖畔のキャラにあまり会えない為、稀少という意味でも出会いたい面々です。
ミュドレアやそれに準ずる特技を持っている者も多く、敵を無力化する要員として役に立ちます。前作までなら魅力作用の武器を装備させれば、戦士並みの攻撃力でモンスターを粉砕していましたが、攻撃力算出式が変わった本作では低迷気味。
特に、ペリングは魔法使いでありながら、知性が低いのはつらいところですが、ルーグトが序盤のレベル上げでは役に立ちます。
力が強い種族もいるので、武器2に近接武器を持たせて、後ろで防衛させ合うというのも良い作戦かもしれません。
ワイルド妖精
一方、戦闘で活躍する妖精なら、ワイルド系でしょうか。
ワイルド系の妖精達は平均的な能力に1つ2つ優れた部分があるタイプが多いです。本作では物理攻撃力のベースが力強さに依存するようになったので、ワイルド系の妖精は一気に強くなりました。それなりに力強さがあるので、近接、投射とも攻撃1回あたりの単価が期待できます。
中でも、ショーニーとフェリーはHPもそこそこあって、それなりに敏捷なので、前衛としても十分活躍します。
他に強力なキャラクターが仲間になって、前衛が充実してくれば、後衛に回って弓担当にチェンジ。
ヴィルデフラウはオールマイティで、他の仲間に応じてポジションを変えられる柔軟性をメリットとします。
近接、投射ともに装備可能な武器が多く、突然仲間になった場合でも、余った武器を装備させやすいです。森を歩いていると序盤からよく入隊希望してくるので、仲間にしやすいのもいいところです。
エルフ、フィディエル、ナパイアはHPが低く、前衛を任せるの少し厳しいのですが、後衛としてかなり優秀です。
エルフとフィディエルは強力な弓を装備させて後方から撃たせておけば、足の遅いトロールやゴーレムなどは近づかれる前に撃破してしまいます。難点はなかなか出会えないところでしょうか。
ナパイアは力があり、ニードルを装備させると投射部隊として活躍でき、MPも少なくなく、習得している魔法も強いです。
特に、ナパイアのキケアーヌは強力で、MP自動回復装具をつけて連発するのも効果的です。剣や槍などの近接武器も装備可能で、敵の接近を許した時のフォローもある程度は利きます。白兵戦以外なら何でもこなせる万能性で個人的には最強の後衛かと思っています。
ドリアードはHPが低いので後方からニードルが無難。
それでも、突出して敏捷なので、短剣を持たせて突っ込ませると、捕まる前に敵を刺し殺してしまいます。序盤から中盤にかけては前衛として戦ってもらってもいいかもしれません。しかし、終盤、ダンジョンにドラゴン系が出現する頃には、さすがに前衛を務めるのは厳しくなります。
プラントアンヌーンは器用なのでやはり弓で後方から、アウロニアデスはブーメラン装備の後衛も近接武器装備の前衛もOK。
MPがそこそこあるので、後半全体魔法が余ってきたら、装備させて使わせるとなかなか役に立ちます。この種族は地味ですが、前作から結構役に立ちます。よく仲間になるし、席が空いていれば、パーティに入れておいてもいいかもしれません。
個人的には、こういう地味な面々が5では相当活躍してくれるので楽しくなりました。
逆に、使い道がよくわからないのがこちら。
グルアガッホ、結構好きなのですが、どう使っていいのかわかりません。力は平均以上ですが、HPと敏捷が低いので前衛は不可能。MPも少ないです。ちょくちょく仲間しますが、あまり役には立っていません。
敏捷性 飛び道具 全体魔法
最終的には、能力値で一番重要なのは敏捷性だと思います。速ければ、敵に攻撃される前に連撃で倒してしまうことができます。前衛に必要なのは、力やHPよりやはり敏捷性。力とHPも優秀であればバランス破壊的な強さを発揮します。
そう言う意味では、ソルジャーとワルキューレは最も優秀な前衛です。
サーベルハルバードを装備させて、敵陣へ突撃すれば、まとめて瞬殺してしまいます。
飛び道具(ブレス等)を持っているキャラも強いです。ティル・ナ・ノーグのような移動形式の戦闘では近寄られるまでに攻撃を当てられるのは非常に有利です。
同じ理由で、MP自動回復のお姫様やエレメンタリストも非常に強く、全体魔法乱発させておけば、自分よりレベルの高い敵も簡単に全滅することができます。
雑感
装備武器でグラフィック変化
ティル・ナ・ノーグでは装備している武器に応じてグラフィックが変わります。
手に持った武器だけが変わるのではなくて、絵柄そのものが変わるところが好きです。グラフィックの好みで武器を変えることもあります。
種族数も多いので、いろいろ装備させてみて、画像が変化するのを楽しんだりすることもあります。お姫様にオノ持たせて前線へ突っ込ませたり、両手剣を振るわせたりするのもなかなか面白いものです。
直接ゲームに関わることではありませんが、個人的には、こういう部分が丁寧に作られているのは好印象です。
アイテム引継、仲間引継ができれば
仲間とアイテムが多く、収集していく楽しみがありますが、別のシナリオで以前のシナリオの仲間やアイテムを使えたら、面白いのではないかと思います。
図鑑が埋まっていくのも楽しいですが、せっかく仲間にして、成長率補正装具つけて育てたキャラを手放すのは寂しいものです。一応、旧作からの引継ぎは可能ですが、そういったものではなく、一度育てたキャラは今後の世界で出合う可能性があるようになれば、うれしいですね。
アイテムもアイテムボックス等が実装されて、一度手に入れたものは次回以降使えるようになればうれしいと思います。武器によって有効レベルがあるので、初期から強力な武器を持ったとしても、バランス崩壊の危険性もありません。
今後のティル・ナ・ノーグでこういう機能が実装されたら、個人的にはうれしく思います。