Winning Post 8


インブリード・アウトブリード

概要

近親繁殖

種牡馬と繁殖牝馬の近い先祖に同一の馬がいるような配合をインブリードと呼び、近い先祖に同一の馬がいないような配合をアウトブリードと呼ぶ。

例えば、種牡馬の3代前の先祖と繁殖牝馬の3代前の先祖に種牡馬Aがいる場合、産駒の血統表の4代前にAの名前が2回現れることになる。この状態を指して「Aの4×4のインブリードがある」などと言う。

インブリードは特定先祖の特徴を色濃く伝える手法として馬産の世界で広く用いられてきた。一方で近親繁殖がもたらす健康への悪影響も指摘されている。逆にアウトブリードは健康な産駒が得られ易いという消極的ながらも確実な効果が好まれる。

ウイニングポスト8では、インブリードが成立する場合、インブリード対象となる馬の因子に対応する能力を産駒が受け継ぐ。一方、アウトブリードが成立する場合は、柔軟性・賢さ・精神力・健康・競走寿命が上昇する。

奇跡の血量

3×4のインブリード(血量18.75%)を指して「奇跡の血量」と呼ぶ俗説がある。古くは17代ダービー伯が生産した著名馬(フェアウェイ、アリシドン等)に見られるこの種のインブリードは能力の遺伝と健康の両面でバランスが良いとされる。

日本では終戦間もない競馬で10戦10勝の成績を残した二冠馬トキノミノルが稀代の快速馬ザテトラークの3×4のインブリードを持っているとして奇跡の血量の概念が着目されはじめたという。

また、昭和50年代初頭に活躍した名馬トウショウボーイがハイペリオンの3×4のインブリードを持っていることで奇跡の血量の概念が広く知られるようになった。ちなみに、インブリード対象のハイペリオン自身も名馬セントサイモンの奇跡の血量を持っている。

奇跡の血量を持つ無数の凡馬や奇跡の血量を持たない数々の名馬の存在により、現代の馬産で奇跡の血量そのものが配合の指針とされることはほとんどないが、ウイニングポスト8ではバランスの良いインブリードの基準として18.75%の血量が採用されている。

クイック・リファレンス

インブリード例(橙枠が同一先祖)

インブリード例

奇跡の血量例(橙枠が同一先祖)

インブリード例

効果

効果
インブリード(血量18.75以下)対象の因子能力UP(小)・危険度+1
血脈活性化配合と同時成立時は危険度0
インブリード(血量18.75)対象の因子能力UP(中)・危険度+2
血脈活性化配合と同時成立時は危険度0
インブリード(血量18.75以上)対象の因子能力UP(大)・危険度+3~7
アウトブリード柔軟性・賢さ・精神力・健康・競走寿命UP