概要
全般
ウィザードリィ外伝 戦闘の監獄には5つ種族が存在し、キャラクター作成時に自由に選択することができる。種族による職業制限は存在せず、どの種族も能力値の要件を満たしていれば好きなクラスに就くことができる。
性差
キャラクターには男女の性差が存在し、僅かだけ能力値が異なる。それ以外の部分での差異は存在せず、能力値の要件を満たしていれば、男女の区別なく好きなクラスに就くことができる。ただし、極一部ではあるが、女性専用の装備品は存在する。
適性
冒頭で述べたとおり、どんな種族でもあらゆるクラスに就くことができるが、クラスに適した素質 (すなわち適性) というものは存在する。それは主に以下の理由による。
- クラスに就くための条件 (必須能力値) を満たさなければならないこと
- あるクラスとして高い水準で活躍するためには高い水準の能力値が必要となること
例えば、力や生命力が高いドワーフは、戦士になるための条件を満たしやすく、戦士になってからも優秀な力と生命力で活躍するだろう。また、知性や信仰心が高いエルフは、魔法職になるための条件を満たしやすく、魔法職になってからも優秀な知性と信仰心で活躍するはずである。
適性と実際
適性が高いほうが有利であることは間違いないが、必ずしも適性に応じたクラス選択をしなければならないわけではないのが、ウィザードリィというゲームシリーズの面白いところである。
そのような適性が大きくゲームプレイに影響するのは序盤くらいであって、中盤以降キャラクターの能力値が上限に近づくと、クラスによる適性は誤差のようなものであり、何より絶対的な能力値の高さや装備品の性能がモノを言うようになる。
したがって、適性よりも愛着が湧くようなキャラクターメイキングをするほうがよりゲームを楽しめるはずである。
例えば、「魔法の適性には乏しいが魔術を志すドワーフ」や「非力だが戦士になりたいエルフ」というようなキャラクターを作りたいのであれば、是非そうすべきであり、それこそがウィザードリィらしいゲームプレイと言えるだろう。
データ
能力値の影響要素
影響要素 | |
---|---|
力 | 命中率・攻撃の威力 |
知恵 | 魔法使いの呪文の習得速度・魔法の威力 |
信仰心 | 僧侶の呪文の習得速度 |
生命力 | HPの成長力 |
素早さ | 攻撃の順番の早さ・罠を見抜き外す力 |
運の強さ | 運の良さ全般・罠の作動を避ける力 |
クラス別 初期能力値
男性
力 | 知 | 信 | 生 | 速 | 運 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ヒューマン | 9 | 8 | 5 | 8 | 8 | 9 |
エルフ | 8 | 10 | 10 | 6 | 9 | 6 |
ドワーフ | 11 | 7 | 10 | 10 | 5 | 6 |
ノーム | 8 | 7 | 10 | 8 | 10 | 7 |
ホビット | 6 | 7 | 7 | 6 | 10 | 15 |
女性
力 | 知 | 信 | 生 | 速 | 運 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ヒューマン | 8 | 8 | 5 | 9 | 8 | 9 |
エルフ | 7 | 10 | 10 | 7 | 9 | 6 |
ドワーフ | 10 | 7 | 10 | 11 | 5 | 6 |
ノーム | 7 | 7 | 10 | 9 | 10 | 7 |
ホビット | 5 | 7 | 7 | 7 | 10 | 15 |