本編未プレイだけど購入
久しぶりに麻雀ゲームやりたいなあと思って候補を調べていた時に、このマージャン★ドリームクラブを発見。
ドリームクラブ自体を未プレイだったので、キャラクターとか全然わからない状態だったんですが、まあ、麻雀だし大丈夫だろうと思って買ってしまいました(笑)
最近はネットで無料の対戦麻雀とかあるので、今さら家庭用ゲーム機器で麻雀やるというのも変な感じですが、長いこと麻雀打ってなくてブランクもあるので、知らない人と打つのもちょっと怖いし、ちょうど良いソフトが手に入ったと思っています。
ネット麻雀が隆盛しているせいか最近麻雀ゲーム自体が少なく、箱用の麻雀ソフトってこれともう1つくらいしか思いつきません。そういう意味でも、これくらいしか選択肢がなかったというのもあります。
それにせっかく麻雀やるんだったら、無味乾燥なのとか男くさいのより、かわいい女の子と打ってるほうが楽しいもんです(笑)
ちなみに、このゲームやってからドリームクラブ本編が気になって、後から買ってプレイしました。その話はまた別の機会にします。
では、麻雀長期ブランク明けの僕がインプレとレビューを書かせてもらいます。
臨場感のある対面視点
これが通常のプレイ画面です。4人が文字通り卓を囲んでいる状態ですね。で、ツモった牌を一旦右端に置いてから切り出してきます。
この時に手牌を切り出してきた場合は、そこが一瞬歯抜けになるので、ツモ切りと手出しがわかるようになってます。最近の麻雀ゲームってこれくらい当たり前なんでしょうかね。僕は軽く感動しました。
それに女の子の仕草なども楽しめるので基本はこの視点が楽しいです。
ただ、残念なことに、この視点は河がとても見にくいんですよ。参考画像を見てもらえればわかるように、捨牌とドラ表示牌がほとんど見えません。臨場感がある楽しい視点だけにそこが惜しいと思います。
一応、切り出しの時に牌が大きく表示されるので、その時は何を切ったのかがわかります。ただ、後から河を見るときに不便ですね。
上空からの俯瞰視点
上空から見下ろした視点も用意されていて、普通の麻雀ゲームのように打つこともできます。この視点では、声は聞こえてきますが、動きを見ることはできません。
麻雀ゲームとしての見やすさを選ぶか、キャラゲーとしての楽しみを選ぶか、とても悩ましいところです。
僕は普段は卓を囲んでいる視点でプレイして、河を確認したくなった時だけ、上空からの視点を使うようにしています。
河の見やすさとキャラの表示がうまく仕上がっていれば本当にパーフェクトだったんですが、とにかく「惜しい」の一言です。
キャラソンリーチ
女の子がリーチをかけると、キャラソン(本編での持ち歌)が流れます。それが本編での持ち歌だと知ったのは後の話ですが、これもいい演出ですね。
普段は麻雀ゲームをやっていて相手がリーチをかけてくるとムカつくんですが、このゲームに限って言えば、歌を聞かせてくれるのでムカつきません。
そういう意味でもいい演出だと思います。お気に入りの子なら、別に高い手を和了られてもまあいいかという気にもなります (笑)
難解な麻雀講座…
実は、マージャン★ドリームクラブには、初心者の人向けの麻雀講座が用意されていて、受付さんがフルボイスで解説してくれます。
ドリームクラブのファンの人の中には、このゲームで麻雀を覚えようと思った人もいるかもしれません。
受付さんが用語まで丁寧にフルボイスで解説をしてくれるのですが、個人的な感想をいうと、さすがにこれだけで覚えるのはけっこう難しいかもしれませんね。
一応ルールを知ってる僕でも、この文だけを読み聞かされて意味を理解するのは難しいです(笑)
決して受付さんの説明が悪いわけではないのですが、これで0から入門するというのはハードルが高そうです。ある程度知っている人が受付さんのボイスで楽しくおさらいするというのには「使える」といったところでしょうか。
イカサマ前提の対局
個人的にはこれが一番のネックなのですが、マージャン★ドリームクラブはイカサマありきのゲーム設定になっています。
ホストガール達は特技というイカサマ技を持っていて、対局中に随時使用してきます。
毎局使ってくるわけではないのですが、「ここぞ」というところで使われると、それで半荘の勝敗が決まってしまうくらいの手を和了られることもあります。
それに対抗するために、プレイヤーも対局で貯めたポイントでイカサマアイテムを買って実戦で使うというパターンになっているんですね。
多分、ホストガール達は固有の特技以外にもプレイヤーが使うアイテムも使っていると思います。そういう配牌やツモの偏りや時折発生します。
しかも、どうも「調子」というパラメータも存在するようで、「調子が良い」と配牌やツモがとてもよくなります。調子の決定は、多分和了れば上昇、振り込めば下降という設定になっていると思います。
そういうわけで、好調者には高い手と良いツモが徹底して入るようになっているので、一度ツキだすと誰も好調者を止められない展開になりがちです。
プレイヤー側も調子が上がってくると、アイテムを使わなくてもすごくいい配牌やツモが来るようになります。カンチャンもすっぽり入るし、ペンチャンもすぐにくっつきます。
明言はされていませんが、調子による影響はかなり大きいです。
ちなみに、このレビューを書く直前にプレイした半荘では、魅杏ちゃんがこんな感じで無双して、東二局で理保ちゃんがハコって終了しましたw
まあ、こういうことはそれほど多くなく、半荘5回に1回くらいですが、基本的に和了による調子UPと特技・アイテム使用が重なれば、こういうことが起こります。
個人的には、こういうコンピューター制御のツキは無しで、配牌やツモが完全にランダムで、イカサマもプレイヤー・ホストガール共に無しのほうがうれしかったですね。
打ち筋はマトモ
イカサマ合戦の高打点麻雀ですが、ホストガールの打ち筋そのものは至ってまともです。
こちらのリーチに対して自分の手が悪いのにいきなり暴牌を打ってくるということは珍しく、まずは現物、次に筋という感じで回してきます。
ホストガールによって、ある程度突っ張るかすぐにオリるかの性格設定があるようで、亜麻音ちゃんなんかは滅多にオリません。
一方、手作りの手筋のほうはかなり個性的になっています。ホストガールごとに好きな手役が設定されていて、強引に好きな手を狙ってくる子もいます。
この辺は長くプレイすると傾向がわかってきて面白くなってきますね。
イカサマ封印でも対抗可能
僕は麻雀のリハビリと練習を兼ねてイカサマを完全に封印して遊ぶことにしていますが、今のところリーグ戦決勝の受付さんと魔璃ちゃん以外の相手なら収支トントンでしのげています。
参考までに僕の成績を晒しておきます。
高打点の打ち合いのような側面もありますが、イカサマを使わなくても、ある程度は対抗することはできるバランスです。
普段から麻雀を打ちなれている人ならもっと好成績をおさめられるんではないでしょうか。
総評
総評としては、よくできた麻雀ゲームだと思います。
実際の麻雀で三味線はご法度ですが、このゲームではホストガールが自分の手やツモを正直に三味線するので、顔見知りと卓を囲んでいる感じがあって楽しいです。
視点の問題が解消され、イカサマの有無を決めるオプションさえあれば、個人的には神ゲーになっていたんですが、いかんせん、受付さんや魔璃ちゃんクラスのイカサマは普通のプレイでは対抗できません。
もし、続編というか、第二弾のようなものが出るなら、イカサマ無しの普通の麻雀をまったり打てる仕様になっているとうれしいです。
それから、このゲームはやはり本編をやって贔屓の子が出来てからからプレイするほうが断然面白いと思います。
僕のように後から本編をプレイする人間のほうが珍しいと思いますが、キャラクターを知っているのと知らないのでは、気分的なものが全然違いますね。
本編のファンで麻雀が好きな人なら、かなり楽しめると思います。