概要
内容
バイオショック インフィニット本編のチャプター「扉の海」の攻略チャートです。
注意点
このチャートは進行を重視して収集物の場所は簡潔に記載しております。ボックスフォン、キネトスコープ、望遠鏡、インフュージョンの入手・閲覧場所の詳細・画像はリンク先の個別ページを参照願います。なお、このチャートはネタバレを多く含みます。
チャート
エリザベスに連れられて扉を抜けた先は、ブッカー20年前に訪れた場所だった。ブッカーは洗礼を受けずにその場を去った。エリザベスによると、カムストックもこの場所にいたという。
次の扉の先はブッカーの事務所。娘をロバート・ルーテスに渡す場面が描かれる。そのときのロバートの言葉は「娘を連れてくれば、借金は帳消しだ」である。
次の扉の先では、ブッカーがカムストックから娘を取り返そうとするが失敗して、小指だけがこちらの世界に残る場面が描かれる。
ブッカーはカムストックが存在しないようにするために、彼が “生まれた” 時に戻って殺すことを決意する。
最後の扉を開けた先は、初めに訪れた洗礼の場。ここでカムストックとは、洗礼を受けたブッカーだったことが判明する。その存在を否定するため、ブッカーはここで溺死することになる。
ストーリー解釈
ブッカーとカムストック
ブッカー・デュイットは、ウンデッド・ニーの戦いの後、殺戮を犯した罪の意識から洗礼を受けて罪を “洗い流そう” とした。しかし、本編の最後にも描かれていたように、最終的には、洗礼を受けずにその場を去った。
一方、平行世界のブッカーはここで洗礼を受け、カムストックとして生まれ変わった。その後、カムストックは天使から啓示を受けたと主張して、コロンビアの建設を計画し、最終的にルーテスの技術によって実現する。
アンナとエリザベス
洗礼を受けなかったブッカーはピンカートン社に勤めて暮らしていたが、借金が膨らみ、娘のアンナを売って返済をしようとした。買い手はルーテスの技術で平行世界からやってきたカムストックである。
取引の途中で気が変ったブッカーは、アンナを取り返そうと抵抗したが、本編の最後に描かれているように失敗する。そして、ティアが閉まる時にアンナの小指は切断され、こちらの世界に留まることになった。
「娘を連れてくれば、借金は帳消しだ」とは、ブッカーがアンナを売った時にルーテスが発した言葉だが、自分の罪を認められないブッカーは “脳が適用しようとして”、 “新しい記憶を作り出す”。
すなわち、「借金返済の為に、コロンビアから見ず知らずのエリザベスという女性を救出する」仕事を請け負ったと解釈したのである。これがゲームの冒頭で描かれるシーンである。
カムストックに連れ去られたアンナは「エリザベス」と名づけられ、コロンビアに住むことになる。そして、体の一部が2つの世界に分断されたことが原因で、ティアを開けて他の世界に干渉する能力を手に入れた。
その頃、エリザベスが実の子でないという真実を知る夫人が邪魔になったカムストックは、夫人を殺害してデイジー・フィッツロイに罪を着せる。そして、真実の隠蔽と不思議な能力の観察の為、エリザベスをモニュメント・タワーに幽閉したのである。
ルーテス
ルーテスは、カムストックによって幽閉されたエリザベスを観察する一方で、カムストックの死後にエリザベスがコロンビアの指導者になった場合の悲劇を予見していた。そして、兄のロバートは過ちを償うため、エリザベスをブッカーの元に戻そうと考えたのである。
しかし、そのことに感づいたカムストックは、ルーテスの存在も邪魔になり、ジェレミア・フィンクに依頼して、ティアを開く装置の事故に見せかけて殺害させた(世界から消滅させた)。結果として、ルーテス兄妹は様々な平行世界に同時に存在できる特異な存在となってしまう。
様々な時間と世界を往来できるルーテスは、1912年のブッカーの元に現れて、エリザベスを取り戻すチャンスを与える。以降の出来事が本編で描かれる物語である。
平行世界
本編で描かれる物語以前にも、ブッカーはルーテスからチャンスを与えられ、何度かアンナ (エリザベス) の奪還に挑戦しているが、すべて失敗に終わっている。
ゲームの中盤で通過することになる、ブッカーがヴォックス・ポピュライの英雄として死んだ世界がその一つである。その世界のブッカーはデイジー・フィッツロイと手を組んでカムストックを倒そうとしていたのだった。
つまり、ゲームの開始時点で初めてコロンビアへ赴いたのではなく、それまでに何度か挑戦しており、ブッカー (偽りの羊飼い) が来ることをカムストックが知っていたのはそのためである。