オススメの職業・パーティー
勇・戦(武)・僧・魔
特徴
オリジナルのファミコン版で公式に推奨されていた最強バランス型。物理攻撃のエキスパート・戦士、回復支援のエキスパート・僧侶、攻撃呪文のエキスパート・魔法使いで構成された万能で死角がないパーティー。今風の言葉で言えば所謂「テンプレ的な」構成。
この構成を採用したばかりに損をするというデメリットはあまり思いつかない。深く考えずに普通にプレイする分には申し分ないだろう。
転職について
レベル20に達した僧侶か魔法使いを賢者に転職させるのがセオリー。オリジナルのファミコン版では物理攻撃とHPに不安がある魔法使いを賢者にするのが望ましいとされていた。しかし、新装備が追加されたことによって僧侶と賢者の最終装備が大きく異なってくる本作(リメイク版)では、一考の余地がある。
旧作では、僧侶と賢者の最終装備は武器も防具もほぼ同じだったため、魔法使いの呪文が使えること以外に僧侶が賢者に劣る点は無かったのである。しかし、本作では、僧侶の最強装備は他の職業の最強装備と比べてかなり見劣りするため、最終パーティーに僧侶を残すメリットは乏しい。
幸い本作ではさとりのしょが2冊確定で手に入るので、最終的に僧侶と魔法使いの両方を賢者にすればよいのだが、それなら「物理攻撃とHPに不安がある」という理由だけで魔法使いを先に賢者にする必要もない。本作では魔法使い用の防具も増えており、性格の成長補正で素早さを高めれば、耐久面の不安は解消できる。
成長が遅い賢者としてレベル1からやりなおすに際して、新しい僧侶呪文を覚えるのが遅くなるか、新しい魔法使い呪文を覚えるのが遅くなるか、いずれが自分のプレイスタイルにとってデメリットが大きいかで判断するとよいだろう。個人的には、この構成の場合は、僧侶を賢者に転職させて、魔法使いを残すと思われる。
注意点
本作では、男性の戦士用に守備力が高い鎧がなく、防御性能に優れる鎧や服は主に女性用になっている。女性の戦士をパーティーに迎える場合は問題ないが、男性の戦士を使う場合は、終盤で守備力に不安が生じることを念頭に入れておこう。
バリエーション
物理攻撃役として、戦士の代わりに武闘家を加えるパターンも好まれる。武闘家は基本的に武器を必要としない上、成長率の良い素早さのおかげで防具を揃えなくても守備に不安がない。装備に金がかかる戦士を使うより、こちらのほうが経済的である。
勇・武・盗・魔
特徴
装備に金のかからない武闘家、冒険に必要な特技を持っていて敵の宝を盗める盗賊、武器に金のかからない魔法使いで節約できるパーティー。僧侶がいない分、勇者が回復役として頑張らないといけないが、浮いたお金でやくそうを買い込んで「ふくろ」に入れておけば、序盤を乗り切るのは容易いだろう。
転職について
盗賊は順調に行けばレベル20までに特技をすべて習得できるので、盗賊がレベル20に達して特技を覚えきったら「さとりのしょ」で賢者に転職させるとよいだろう。魔法使いはゲーム終盤に2つめのさとりのしょが手に入った時に賢者に転職させるのを推奨。
勇・遊・盗・魔
特徴
個人的にお勧めしたいパーティー。遊び人は賢者にするという目的のために入れているだけで戦力としては期待しない。レベル20になるまでは基本的に他の3人で戦う。あくまでも序盤を乗り切るだけなら、全く問題はないだろう。
転職について
遊び人はレベル20になったら賢者に転職させる。盗賊もさとりのしょを使って賢者に転職させる。魔法使いは2つめのさとりのしょが手に入った時に賢者に転職させる。やや魔法よりのパーティーだが、本作の賢者は強力な武器や防具を装備できるので問題ない。
パーティーの物理攻撃を強化したい場合は、終盤に呪文を習得し終わった賢者の1人~2人を戦士や武闘家に転職させてもよいだろう。実は、盗賊も終盤の強力な装備を使えば大ダメージを与えられるので、戦士や武闘家ではなく盗賊に転職させて性格を「ごうけつ」にして力を上げるのもオススメ。
オススメの性格
戦士
長所を伸ばしたい場合は、「タフガイ」や「ごうけつ」が向いているが、苦手分野を少しでも補いたいのであれば「でんこうせっか」も悪くない。女性の場合は「セクシーギャル」が無難なところだろう。実際にはスピード系や万能系を選んだところで、あまりの素早さは伸びない。
武闘家
長所である素早さを飛躍的に伸ばしつつ力も高めに保つとするなら、「いっぴきおおかみ」「おちょうしもの」「でんこうせっか」「みえっぱり」「セクシーギャル」あたりがよい。女性武闘家に一見向いてそうな「おてんば」は力と素早さ以外の成長率が悪いので総合的にはお勧めできない。
盗賊
長所の素早さを活かしたいなら「でんこうせっか」が適しているが、素早さがあまりにも早く成長してしまい、すぐにカンスト帯まで来てしまう。したがって、実際には総合力が高い「セクシーギャル」や「おちょうしもの」にしておくほうが無難。素早さがカンストしたら、「ごうけつ」で力を鍛えていくとよい。
商人
商人を最後まで使うことはあまりないと思われるが、戦士に次ぐ物理アタッカーとして使う予定なら、戦士と同じく「タフガイ」「ごうけつ」あたりが候補となる。ゆくゆく魔法職に転職させるつもりなら、「セクシーギャル」「おちょうしもの」「いっぴきおおかみ」「いのちしらず」などの万能系のほうが向いているだろう。
賢者にするつもりのキャラ
最終的に賢者に転職させるつもりのキャラクターは、総合力が高い「セクシーギャル」「いっぴきおおかみ」「いのちしらず」「おちょうしもの」「でんこうせっか」「ラッキーマン」などがオススメ。
呪文職を極めたいキャラ
僧侶や魔法使いなどの呪文職を極めたい場合は、賢さの成長率が群を抜いている「きれもの」が最適。同系統の「ずのうめいせき」「ぬけめがない」も悪くない。女性キャラクターの場合は総合力が極めて高い「セクシーギャル」にしておいても構わないと思う。