家庭菜園のメリット
一般的なメリット
第一のメリットは、調合で好みの特性を付けた種で作物を栽培することによって、同じ特性が付いた食材を収穫できることです。収穫した食材は、そのまま材料として使うことも可能ですし、調合で中和剤に変えて様々なアイテムに特性を継承することができます。
第二のメリットは、調合で品質を上げた種で作物を栽培することによって、品質が高い食材を収穫することができることです。収穫した食材は通常の調合はもちろん、高品質なパイを作るときの材料として非常に役立ちます。
特性の合成・継承上のメリット
第三のメリットは、種を調合しても種のままであることです。当たり前のことですが、この点が特性の合成に非常に役立ちます。
通常のアイテムは調合すると他のアイテムに変わっていきます。例えば、任意のアイテム⇒中和剤⇒ピュアオイル・・・というように、完成するアイテムが元のアイテムと同じということはありません。
そのため、特性を合成したい場合は、その過程の中で行わねばならず、材料やコストの面で思うようにならないことが少なくありません。特性の合成が中途半端なまま目的のアイテムになってしまったということがよく起こります。
一方、種は何度調合しても種のままですから、まず種の段階で特性を合成させて上位の特性を引き出しておいて、上位の特性が付いた作物を栽培し、その作物を使って調合すれば、首尾よく好みの特性を目的のアイテムに継承させることができます。
また、完成した種はロウとティファの雑貨店に量販登録できるので、一度作ってしまえば複製品の入手が可能です。さらに、種は植物類カテゴリに属しているので、種自体を植物類の材料として調合に使用することもできます。
上記を踏まえて、次項以降で特性の継承に的を絞った家庭菜園の活用術を紹介します。なお、使用する種は、2年目年初のイベントで必ず手に入る食材の種とします。
特性の確保
合成のしくみ
一般的な特性のほとんどの Lv1とLv2、Lv2とLv3を組み合わせると、合成されて上位の特性が現れます。そして、合成された上位の特性同士を組み合わせると、さらに上位の特性が現れることがあります。
例えば、「高品質Lv1」と「高品質Lv2」を合成すると「出来が良い」が現れ、「高品質Lv2」と「高品質Lv3」を合成すると「プロの完成度」が現れます。さらに、「出来が良い」と「プロの完成度」を合成すると、最上位の「超クオリティ」が現れます。
すなわち、Lv1が1つ、Lv2が2つ、Lv3が1つ揃えば、最上位の特性を合成で作り出せるということになります。(合成の詳細はこちらの一覧表を参照願います)
特性付き食材を確保する
前項で述べたとおり、Lv1が1つ、Lv2が2つ、Lv3が1つ揃えば、最上位の特性を作り出せますが、それぞれの特性が付いた材料が食材でなければ、食材の種と調合できません。したがって、まずは、目的の特性が付いた食材を用意する必要があります。
Lv1の特性は序盤の採取地で採れるアイテムにも付いていますから問題はありません。Lv2以上の特性は中盤以降の採取地の材料に付いているものを使用すればよいのですが、家庭菜園が開始できる2年目年初の時点で行ける採取地でLv3の特性はまず手に入りません。
幸せのバスケットから入手
序盤に上位の特性付きの食材を手に入れる方法の1つとして、幸せのバスケットから “湧いて” くる食材を集めるという方法があります。
「いい食材が湧く」の主効果が付いた幸せのバスケットからは、Lv2以上の特性が付いた食材もかなりの確率で “湧いて” きます。周回プレイ中で初めから幸せのバスケットを設置している場合は、1年目からこまめに食材を集め、欲しい特性が付いた食材が手に入ったら、使わずに保管しておきましょう。
湧水の杯から入手
もう1つの方法は湧水の杯から湧いてくる液体を使用する方法です。 湧水の杯から手に入るのは液体なので食材の種と直接調合することはできませんが、調合を2回行えば食材に変えることができます。
具体的には、まず、目的の特性が付いた液体を栄養剤の材料として使用して、特性を栄養剤に継承します。次に、その栄養剤を無色ゼラチンの材料として使用して、無色ゼラチンに特性を継承します。完成した無色ゼラチンは食材カテゴリーに属しているので、食材の種と調合できるというわけです。
ホムに生産させる
これは前項と前々項の変形バージョンですが、ホムに無色ゼラチンの調合を指示し、特性Lv重視を指定します。そして、目的の特性が付いた無色ゼラチンが完成してくれば、それを材料として使用することができます。
特性の合成
種を増やす
様々な特性を合成するためには、種がある程度の個数必要になります。量販登録が開始していれば雑貨店に登録して購入し、それ以前であれば栽培時に作物を取らずに種に戻し、最低4つの種を用意してください。
まずはコスト枠+
実際のところ、どの特性の合成から始めてもよいのですが、先にコストレベル+系統の特性を種に付与しておかないと、結果的にコスト枠が不足して完成した上位特性を継承できないので、まずは、コストレベル+系統の上位特性を合成します。
食材の種の調合を実行し個数は4つを指定します。食材の種を適当に4つ選び、コストレベル+系統の食材を選択します。選択する食材には以下の特性が付いているものを選びます。
- コストレベル+1が付いた食材×1
- コストレベル+2が付いた食材×2
- コストレベル+3が付いた食材×1
「コストレベル+1」と「コストレベル+2」が合成されて「コスト拡張」になり、「コストレベル+2」と「コストレベル+3」が合成されて「コスト効率拡張」になります。
次にこの種を調合に使用したとき、自動的に「コスト拡張」と「コスト効率拡張」が合成され「コスト枠極大」になります。
この種をこのまま菜園に植えて栽培に使用したり、量販店登録してもかまいませんが、せっかくなので、もう1つ特性を付けておきましょう。
ついでに品質も
通常の調合でコスト枠と同時に気になるのがアイテムの品質です。同じ要領で「高品質Lv1」「高品質Lv2」「高品質Lv3」を合成させて「超クオリティ」を引き出しましょう。種は先ほど作った「コスト枠極大」のものを使います。
首尾よく「コスト枠極大」と「超クオリティ」の特性が付いた食材の種が完成したら、雑貨店に量販登録しておきましょう。そして、この種を菜園に蒔いて作物を栽培し、収穫した食材を中和剤などの各種アイテムの材料にするとよいでしょう。
要領は同じ
他にも便利な特性はこの方法で合成して、量販登録しておくと便利です。要領は全く同じで、Lv1を1つ、Lv2を2つ、Lv3を1つです。材料の種は、先ほど作って登録した「コスト枠極大」と「超クオリティ」付きのものを購入して使うとよいでしょう。
通常にプレイする限り、前述の種で十分だと思いますが、強力な特性を目一杯付けた凄まじいアイテムを作成したいプレイヤーさんには、以下もお奨めします。
もっとコスト枠を
コストレベル+系統の異なる特性が別々のアイテムに存在する場合は強力なほうが優先され加算されることはありませんが、1つのアイテムに内在する場合はそれぞれの効果が加算されます。
例えば、「コスト枠極大」の特性がついたアイテムAと「コスト効率強化」の特性が付いたアイテムBを同時に材料に使用しても「コスト枠極大」の効果しか現れませんが、1つのアイテムの中に両方の特性が入っていると両方の効果が加算されます。
先ほど作った「コスト枠極大」と「超クオリティ」の特性が付いた食材の種に「コスト効率強化」「コストレベル+3」「コストレベル+1」を付与すれば、さらにコスト枠の増大が見込めます。
「コスト拡張」と「コストレベル+2」を含めないのは、これらを含めると合成が発生してしまい、「コスト効率強化」と結びついて「コスト枠極大」の中に吸収されてしまうからです。一言で言えば、無くなってしまうのです。
試しにこの食材の種を黒の香茶の材料として選択してみると、コストレベルが126をマークしています。これだけコスト枠が拡張できれば、終盤で使うアイテムに強力な特性を目一杯付けられますね。
特性の継承
種への継承
食材の種へ特性を継承させるには、前項で述べたように、食材と種を調合します。また、植物カテゴリや液体カテゴリのアイテムから種に特性を継承させるには、栄養剤⇒無色ゼラチンを経由させましょう。これも前項で述べたとおりです。
種からの継承
食材の種から他のアイテムへ特性を継承させるには、菜園に種を蒔いて食材を栽培し、収穫した食材を材料にして中和剤を作るとよいでしょう。その中和剤を各種アイテムの材料として使用し、特性を継承させていきます。
中和剤を材料とする様々なアイテムを、また別のアイテムの材料として使い、目的のアイテムまで特性を継承させていきましょう。
例えば、好みの特性が付いた中和剤を材料としてゼッテルを作って特性を継承させ、そのゼッテルを神秘の力カテゴリの材料として使用するという具合です。
例えば、さらにそのゼッテルを使って恵みのクリスタルを調合して特性を継承させ、その恵みのクリスタルを宝石類カテゴリの材料として使用するという具合に、いくらでも特性を継承することが可能です。
その際、コスト枠が不足する場合があれば、作成個数を2つにして、もうひとつの材料には「コスト枠極大」などが付いたアイテムを用意すればよいでしょう。
最終的には、賢者の石や金に有用な特性を付けて量販登録しておけば、思いのままに調合を行えるようになるでしょう。以下に、特性継承の道筋の一例をまとめた図を作成しました。攻略の一助となれば幸いです。