Dragon Age: Inquisition


キャラクター育成ガイド

基礎知識

アビリティの種類

Dragon Age: Inquisition には、3種類のアビリティがあり、どのアビリティも習得に必要となるポイントは変わりません。ただ、それぞれの効果は方向性は全く異なるので、アビリティ習得の際には注意が必要です。

大きな◇枠のアビリティはアクティブ型で、スタミナやマナを消費して効果を発揮します。一般的なRPGにおける必殺技や魔法の呪文と同等のものです。小さな◇枠のアビリティはアップグレードを表し、アクティブ型アビリティを強化します。○枠のアビリティはパッシブ型で、キャラクターやパーティー全体を強化する永久効果です。

特徴
アクティブ・必殺技、特技、魔法の呪文に相当
・使用時にスタミナ、マナを消費
・次の使用までにクールダウンが必要
アップグレード・アクティブアビリティを強化
・効果、ダメージ量などの追加
パッシブ・キャラクターやパーティの恒久的強化
・スタミナ、マナを一切消費しない

アビリティの習得

Dragon Age: Inquisition では、レベルを徹底的に上げて全てのアビリティを習得するような育成は不可能です。通常のプレイにおいては、ゲームクリアまでに全アビリティの一部しか習得できないので、アビリティの選択は慎重に行うほうが賢明です。

また、ゲーム中盤以降になると上級クラスが開放され、上級クラス専用の強力なアビリティを習得できるようになるので、序盤では必要最低限のアビリティだけ習得して、ポイントを使い切らないほうがよいでしょう。

ただ、ヘイブンの鍛冶場、スカイホールドの地下室で購入できる「戦術家の巻き直し」を使用すれば、ポイントの振り直しは可能なので、神経質になる必要はありません。

上級クラス

上級クラスは、メインクエスト(審問官の道)が進んで、審問会の本拠地がスカイホールドに移った後、クエスト「審問官の上級クラス」から派生する個別クエストを完了すると、修得できるようになります。

仲間については、修得できる上級クラスが個別に決まっており、上記のクエストを完了させる必要もありません。審問会の本拠地がスカイホールドに移った後、パーティーに加えていずれかのエリアに移動すると自動的に上級クラスを修得します。

その際に上級クラスを修得するのは、スカイホールドから出発する時に選択したパーティーメンバーだけです。エリア内のキャンプで変更してパーティーに加えた仲間は上級クラスを修得しないので、面倒ですが、もう一度スカイホールドから上級クラス未修得のメンバーを連れ出しましょう。

実践知識

アクティブよりパッシブ

必殺技や魔法の呪文に相当するアクティブアビリティを多数習得していると戦術の幅は広がりますが、実際には、スタミナやマナのコストの関係上、戦闘で頻繁に使用することはできません。

前作(2)や前々作(Origins)以上に、アクティブアビリティの連発はできなくなっており、多くのアクティブアビリティを習得しても宝の持ち腐れになりがちです。

一方、パッシブアビリティは単純な強化であり、アクティブアビリティのようなコストの制約がありません。効果は地味であるものの、習得以降、恒久的にキャラクターやパーティー全体が強化されるため、習得すればするほど、キャラクターやパーティーの地力が底上げされます。

キャラクターの役割に必須なアクティブアビリティを数種類習得したら、残りのポイントはパッシブアビリティに割くことをお勧めします。

戦士のスタイル

戦士のスタイルは主に「片手武器・盾」か「両手持ち武器」のいずれかになります。前者は攻守のバランス、後者は攻撃重視のスタイルですが、当サイトは堅牢な「片手武器・盾」を推奨します。

両手持ち武器の範囲攻撃(アビリティ)は非常に強力ですが、前線で戦う以上、一回の戦闘でそれなりのダメージを受けてしまいます。一方、盾は非常に回避率が高く、シールドウォールのアビリティで得られるガードを活用した場合、無傷で戦闘を終えられることも珍しくありません。

Dragon Age: Inquisition には一般的な回復魔法が存在せず、基本的に限られた数のポーションで回復する必要があるため、被ダメージを極力減らせるスタイルは圧倒的に有利と考えられます。

また、ヴァンガードの挑発系アビリティなどで敵の攻撃意識を惹きつけてやれば、鉄壁の防御と相俟って、パーティー全体がほとんどダメージを受けずに戦闘を終えられることも多くなります。

ローグのスタイル

ローグのスタイルは主に「二刀短剣」と「射手」のいずれかになります。前者は前線で戦うDPSが非常高いスタイルで、後者は後方からの援護射撃となります。いずれも一長一短ですが、当サイトは「射手」を推奨します。

二刀短剣はDPSが非常に高いものの、防具・体力の両面で防御に多大な不安があります。実際に二刀短剣の運用はなかなか難しく、被ダメージが大きいことがネックになり、回復や離脱を余儀なくされることが少なくありません。せっかくの高いDPSも空振りに終わることが多いと言えるでしょう。

一方、射手は前線から離れた位置から攻撃可能で、通常攻撃のDPSは高くないものの、通常攻撃の威力の低さを補って余りありある超高威力のアビリティのフルドローをはじめとする優秀なアビリティを習得することができます。

特に、フルドローは前々作(Origins)の必殺の矢(Arrow of Slaying)をも凌駕する超高威力アビリティで、戦術設定でフルドローを「推奨」に設定しておくと、パーティーで一番のダメージディーラーになるほどです。