Dragon Quest 3


ノルドに王の手紙を使えない時の対処法

実際に王の手紙を使えないバグのようなものが存在する可能性は否定できないが、「ノルドに王の手紙が使えない」と言う人のほとんどは使い方を知らないか、間違っている可能性が高い。王の手紙は持っているだけではアイテムとしての効果を発揮せず、実際にノルドの前でプレイヤーがコマンドを操作して使う必要がある

具体的には、ノルドの前に立ってコマンドウィンドウを開き (PS4では△ボタン押下)、「どうぐ」を選択して「おうのてがみ」→「つかう」を選ぶ。そうすると、主人公がノルドの前で手紙を音読し、それを聞いたノルドがバハラタ方面への隠し通路を開けてくれるという展開になるのである。

おうのてがみ 使い方

なぜこのような原始的な方式を採っているのか不思議に思う人も多いかもしれないので、個人的な考えを書いておこうと思う。

今のプレイヤーの感覚なら、必要アイテムを持って対象人物に話しかけたら自動的にイベントが開始するのが当たり前。しかし、オリジナルのドラクエ3が一世を風靡したファミコン時代には、そんな気の利いたシステムは少なく、何をするにしてもプレイヤーが自分でアクションを起こすのが当たり前であった。

本作ドラクエ3も多分にもれず、手動でアイテムを使う必要があったのである。王の手紙しかり、乾きの壺しかり、光の玉しかり、然るべき場所・然るべきタイミングで「どうぐ」→「(アイテム名)」→「つかう」と選択して自分で使う必要があった。その名残がそのままリメイク版にも移植されてしまったのだろう。

乾きの壺や光の玉の場合は、なんとなく「自分で使うのだな」ということが分かるだろうが、王の手紙については分かりにくいだろうと思う。当時を懐かしんでプレイしている世代の人がここで詰まることはないが、今の若い人が初めてプレイするとドツボにハマる可能性がある。

「王の手紙を持ってるのに何度話しかけてもノルドが反応しない…!」って。