Skyrim


能力値 レベル スキル Perk

レベルアップの仕組み

まず初めに大雑把にまとめます。

  1. 何か行動する度に対応するスキル経験値が増加
  2. 一定値に達するとスキルレベルが上昇
  3. スキルレベルが上がると、レベルアップに必要な経験値を獲得
  4. 経験値が一定値に達すると、レベルが上昇

上記のような流れでレベルアップし、1レベル上がるごとに、体力、スタミナ、マジカのいずれか一つを10ポイント強化することができます。また、Perk(特殊能力)習得の為のポイントも取得します。

能力値(Attributes)

体力(Health)

生命力。戦闘で攻撃を受けると減少し、これが尽きるとプレイヤーが死亡しゲームオーバーになります。

マジカ(Magicka)

魔力。魔法の使用で消費し、魔法の詠唱に必要なマジカが足りないと魔法を唱えられません。

スタミナ(Stamina)

スタミナ。大技の使用やダッシュ(sprint)で消費し、切れると大技の使用やダッシュができなくなります。

持ち運び重量(Carry Weight)

携帯しているアイテムの総重量がこの値を超えると、走ることができなくなります。

自然回復

体力、マジカ、スタミナは時間の経過と共に徐々に回復します。休憩(待機)や睡眠をすると、全回復します。

前作との違い

前作に存在した Strength、Endurance 等の 能力値やクラスはスカイリムには存在せず、性別による能力の差もありません。前作からほぼそのまま引き継がれたスキルは存在しますが、前作のようなメジャー/マイナースキルの区別はありません。

スキル(Skill)

前作オブリビオン同様に戦闘(Combat)、魔法(Magic)、隠術(Stealth)の3系統からなる合計18種類のスキルがあります。スキルに対応した行動をすると、スキル経験値が上がり、一定値に達するとそのスキルのレベルが上がります。

例えば、片手剣で繰り返し戦っていると、片手武器(One-handed)の経験値が蓄積され、一定値に達すると、片手武器のスキルレベルが1つ上がります。

他の例も出せば、アイテム売買で話術(Speech)、弓の使用で弓術(Archery)のスキルレベルが上がるということです。すなわち、スキルは各技能にどれだけ習熟しているかの指標ということです。

レベル

一方、キャラクターの総合的な強さを示すのは レベル(Level)です。スキルレベルが上がるごとにレベル上昇に必要な経験値が得られ、それが一定値に達するとレベルが上がります。

1レベルにつき、体力、マジカ、スタミナのいずれかを10ポイント上昇させることができ、Perk 習得に必要なポイントも得られます。

能力(Perk)

Perk とはそれぞれのスキル内にある、さらに専門的な技能です。スキルレベルは対応する行動を繰り返すことで自動的に上昇していきますが、Perk はポイントを消費して手動で習得します。

キャラクターのレベルが1つ上昇するごとに、1ポイントの Perk 習得用ポイントが与えられます。perk の取得及び強化は一律 1 ポイントなので、レベルが 1上昇すると、Perk を1つ習得または強化できると考えればいいでしょう。

全てのスキルを最大まで上昇させることは可能ですが、全ての Perk を習得することは不可能になっています。Perk の種類が最大レベル到達時までに得られる累計ポイントよりはるかに多いからです。したがって、Perkは慎重に選択しなければなりません

例えば、片手武器(One-handed)のスキルの中の二連疾風(Dual Flurry)という perk は Dual-Wielding(二刀流)の攻撃速度を上昇させます。二刀流で戦う人には欲しい perk だと思いますが、二刀流で戦わない人にとってはそもそも不要ですし、二刀流で戦う人でも他に優先する perk があれば、そちらにポイントを振り分けた方がいい場合もあるということになります。

レベルの影響とダンジョンのレベル

スカイリムでは、プレイヤーのレベルに応じて、敵の強さ、入手できるアイテム、商店の品揃えが変化します。レベルが上がるほど、敵が強くなり、高級なアイテム類が出現します。

プレイヤーのレベルによってダンジョンに出現する敵の強さが変わりますが、オブリビオンと違い、スカイリムではダンジョンに固有の難易度も設定されています。

前作オブリビオンでは、どのダンジョンも敵の強さに違いはなく、山賊の隠れ家になっているダンジョンなら、どのダンジョンでもほぼ同じレベルの山賊が出現しました。

スカイリムにおいてもプレイヤーのレベルが敵の強さに影響を与えますが、ダンジョン固有の難易度が設けられており、敵のレベルが低く設定されているダンジョンもあれば、高く設定されているダンジョンもあります。したがって、高レベルのダンジョンに低レベルで挑戦すると苦戦するようになっています。

オブリビオンなら、自分よりもはるかに強い敵が出ないことがあらかじめ分かっていますから、どんなダンジョンも気軽に探索できましたが、新しいダンジョンに入っても緊張感は無く、構造と宝箱の配置以外に目新しいものはありませんでした。

一方、スカイリムでは、低レベルでは苦戦する危険なダンジョンも用意されており、どんな敵が出てくるのかわからないといった緊張感を味わえるようになっています。