Skyrim


育成方針

基礎知識

戦闘系と非戦闘系のバランス

スカイリムでは、どのスキルの上昇もキャラクターのレベルアップに寄与し、キャラクターのレベルが上昇すると、フィールドやダンジョンにより強力な敵が出現するようになります。

したがって、非戦闘系スキルばかり上昇させると、キャラクターの戦闘能力は平凡なまま、どんどん敵が強くなってしまいます。そのため、一般的には、不用意に非戦闘系スキルを上げすぎないことを推奨する傾向があります。

スペシャリストとゼネラリスト

あらゆる分野に手を出すと、キャラクターのレベルが高いわりに、得意なことが何もないような、いわゆる中途半端なキャラクターになりがちです。

したがって、剣も魔法もそれなりに使いこなせるより、どちらか一方は素人でも片方が一流であることを推奨する傾向があります。

強いスペシャリストを育成するには

概要

強いスペシャリストを育成するには、無駄な行動を省かなくてはいけません。最終的に一流まで鍛え上げるつもりではない分野には手を出さないようにしましょう。

特に非戦闘系のスキルを不用意に上げないように注意し、方向性が重複する分野を同時に成長させないようにします。

資金源はクエストの報酬をメインにし、話術スキルの成長を抑えるため、アイテムの売買も必要以上に行わないように気をつけます。

戦士の育成

近接攻撃の得意な戦士を育成するなら、弓術、魔法を極力使わないようにしましょう。レベルが上がったら、体力とスタミナだけにポイントを割きます。

弱点になる遠距離戦は、弓や魔法が得意な従者に頼ったり、魔法の巻物や杖でカバーします。隠密も使用せず、防具も軽装か重装のどちらか一方だけに決めます。

いつの日か、あなたはスカイリムに名を轟かせる有名な剣豪になっていることでしょう。

魔法使い

魔法使いの育成は、戦士の育成よりさらに徹底する必要があります。魔法の分野が多岐に渡るため、その中からまず、特定の分野を選択します。

破壊と回復、召喚と破壊、幻惑と変性など、せいぜい2種類くらいまでに止めておいたほうがよいでしょう。専攻しなかった分野に関しては、巻物や杖、ポーションなどでカバーします。

不意打ち判定がない魔法攻撃にはそもそも隠密スキルは不要です。肉弾戦は極力避け、やむをえない場合は、付呪された武器などのダメージ効果で武器スキルの拙さを補いましょう。

盾になる従者を連れ、なるべく先に突入させて後方から魔法で支援するスタイルが良いでしょう。

いつの日か、あなたはスカイリム全土を震撼させる高名な魔術師になっていることでしょう。

盗賊

隠密状態から不意打ちを旨とする盗賊の育成は、片手武器、弓術、隠密をメインとして、回復ポーションや毒薬を製造するための錬金術をサブにしましょう。

ダンジョンなどの暗所では基本的に不意打ちで仕掛け、一撃必殺と神出鬼没を心がけましょう。武器はもちろんダガーを選択し、隠密能力「暗殺者の刃(Assassin's Blade)」は必須です。

いつの日か、あなたはスカイリムで最も悪名高い大盗賊になっていることでしょう。

ゼネラリストのすすめ

スキル管理は面倒くさい?

前項のスペシャリストの育成をご覧になって自然に受け入れられた方に本項は不要ですが、「厳密なスキル管理なんて面倒くさい」と思われた方に本項を捧げます。ちなみに、当サイトはゼネラリストを推奨します。

ゲームプレイを突き詰めれば、徹底的に効率を追求することができるという例を示すために前項を掲載しましたが、実際のプレイ時に筆者がスキル管理を行うことはありません。何度プレイしても、キャラクターの能力はいつも中途半端です。

気ままにプレイしても大丈夫

特に初回のプレイでは、どこで何が起こるか分からず、どのような能力が必要とされるかも分かりません。

スカイリムの全土を気ままに探索して、偶然出会った人から受けたクエストに着手してみたり、偶然見つけたダンジョンに潜ってみたりするなら、特定の分野に傑出した弱点の多いキャラクターより、なるべく色々な状況に柔軟に対応できるキャラクターのほうが有利と考えます。

また、厳密なスキル管理は思うほど容易ではなく、ゲームを進めていく内に早晩破綻することが多くなるでしょう。そして何より、ゲームをしているのに、興味が湧いたことを我慢するのは苦痛です。

気が向いたら、アイテムを作ってみたり、戦闘スタイルを変えてみたり、金儲けしてみたり、色々と興味が湧いてくるものです。育成方針を守るために、やりたいことを我慢するなんて耐えられません。

もし、あなたが初心者の方で、このページを読まれているなら、育成に悩まなくても、キャラクターが弱すぎて詰むということはまずないので、安心して好きなようにプレイされることをお勧めします。

(それなりに)強いゼネラリストを育成するには

準備を整えよう

好きなことを気ままにやっていて特定の分野に傑出することは不可能ですから、戦闘で多少苦労することは覚悟しておいてください。

山賊リーダーや猛獣は強敵だと思って敬意を払い、正面から突撃しないようにしましょう。まず1撃目は隠密で不意打ちを食らわせるくらいの気持ちで臨むとよいでしょう。

また、戦闘で苦労するというのは、要するに敵にダメージを与えられない、敵から受けるダメージが大きすぎるということです。

この問題は、回復ポーションや毒を多く持っていくことで割と簡単に解消します。強い付呪を施した武器も有用ですよ。どんどん道具に頼りましょう。便利なアイテムを作り出せることも戦闘力の1つです。

いざという時に備えて、透明化のポーションもいくつか用意しておきましょう。危なくなったら、透明化のポーションを飲んでダッシュで逃げ、適当な物陰で隠密状態になれば、敵もあなたを見失うでしょう。

能力の習得

ダメージ増加や成功率上昇などの単純な能力(Perk)の習得は後回しにしたほうがよいでしょう。

ダメージは毒や付呪装備、各種成功率も付呪装備で大幅に上げられます。取引価格も付呪装備によって良化可能で、開錠はロックピックがある限り何度でも挑戦できます。

したがって、なるべくアイテムで補えないものを主体に習得するとよいでしょう。

例を挙げれば、標的をズームする弓術スキルの「鷲の目(Eagle Eye)」、不意打ちを強化する隠密スキルの「バックスタブ(Backstab)」や「死の弓(Deadly Aim)」などがおすすめです。

敵の所持品に毒を仕込んでダメージを与えられるようになるスリスキルの「毒牙(Poisoned)」も便利です。また、あらゆるアイテムを売却できるようになる話術の能力「雑貨商(Merchant)」があると、戦利品の売却が楽になるでしょう。

もちろん、ゼネラリストとしてプレイする趣旨は、気ままにゲーム進めることにあるわけですから、気が向いた能力は後先考えずに習得して使ってみましょう。意外な効果に喜んだり、がっかりするのも楽しみの1つです。

従者

そして忘れてはいけないのが、頼れる従者です。クエスト完了を条件とする一般的な従者から、町の酒場の傭兵まで、こだわりがなければ、適当に面白そうな奴を連れて行きましょう。従者を連れて無理さえしなければ、そう簡単に敵に負けることはないでしょう。