キャラクター作成
訓練所
ゲームを始めるためには、まず町外れの訓練所でキャラクターを作成します。パーティーは最大6名まで仲間に入れることが可能なので、特にこだわりがなければ、6名作るとよいでしょう。6名以下であれば人数に制限はありませんが、初めは6人パーティーを組むことを勧めします。
どのクラスにするか
ゲームのシステムに慣れてくればどんなパーティーでも攻略することはできますが、無難なパーティーを組みたい場合は魔法使い・僧侶・司祭・盗賊を最低1名はパーティーに入れておきましょう。後は、戦士・ロード・侍からいずれか2名といったところです。
理由は、1) 呪文が使えること、2) 司祭がアイテムを鑑定できること、3) 盗賊が宝箱の罠を外せることです。要するに、呪文と鑑定技能と盗賊技能がほしいというわけです。特に、アイテム鑑定と宝箱の開錠はウィザードリィというゲームの核となる要素なので重要です。
忍者も盗賊技能を有しているので、盗賊の代わりに忍者を入れても構いませんが、その場合は素早さと運をかなり高くする必要があります。忍者の盗賊技能は本職の盗賊より劣るので、盗賊以上に素早さと運を高くしないと成功率が低くなってしまうからです。
代替手段はあるけど…
呪文に代わるものとして巻物が存在し、鑑定はドジャー商店でも可能です。しかし、巻物は初期状態では在庫が無く、プレイヤーがダンジョンで拾ってこないといけません。また、ドジャー商店で鑑定するとアイテムを売っても利益がでません。鑑定料と売却額が同額だからです。
したがって、特にこだわりが無く普通にプレイしたい場合は、魔法使い・僧侶・司祭・盗賊を入れることを考えましょう。
パーティーに加える
作成した仲間はラフネックの酒場で仲間にすることができます。その際、善のキャラクターと悪のキャラクターは同時にパーティーに入ることはできません。
善悪混成パーティー
前項で述べたとおり善と悪のキャラクターを酒場で同時に仲間に加えることはできませんが、ダンジョンで出会った際は同時にパーティーに入ることができます。具体的には、いずれかをダンジョンの入口などに待機させてパーティー切り替えを行い、もう一方のパーティーで迎えに行けばよいわけです。
序盤の進め方
序盤は呪文で倒そう
序盤パーティーのレベルが低いうちは、戦士や僧侶の物理攻撃はほとんど命中しません。また、攻撃回数も少ないので命中しても期待したダメージが出ないこともよくあります。序盤のうちは魔法使いの呪文を活用して確実に敵を仕留めていくとよいでしょう。
ファイアーソード
初期状態ではドジャー商店にほとんど商品はありませんが、ファイアーソードというスペシャルアイテム (武器) が売られています。この武器には最低攻撃回数を5回も増やす効果が付いているので、安定したダメージを与えることができます。
ファイアーソードの値段 (10,000GP) は序盤のパーティーには高額ですが、この程度のお金はすぐに貯まるので、できれば早い段階で購入して戦士かロードに装備させるとよいでしょう。むしろ、序盤でこそ役立つアイテムです。
方位を表示
ドジャー商店には有料で装備品に魔法効果を付けるサービスがあります。その多くはあまり強力でないものですが、中には探索に便利な効果も存在し、杖と魔除けに付与できる「方位を表示」は特に役立ちます。
この効果はダンジョンでコンパス (方位磁針) を表示するものですが、回転床を踏んだ時に向きが変わったかどうかを知る為の効果的な手段になるので、早めに持っておくとよいでしょう。序盤に魔除けは手に入らないので、杖に付与しましょう。
アイテム
お金
拾ってきたアイテムを鑑定して売却していると、すぐにお金が貯まっていきますが、このゲームでは基本的にお金はほとんど使いません。ドジャー商店で魔法効果を付ける時に使用するくらいです。したがって、無理に貯蓄したり節約する必要はないと考えてよいでしょう。
装備品・道具
ダンジョンで戦闘を繰り返していると大量にアイテムが手に入ってきますが、要らないものは基本的に売るだけです。強い魔法効果が付いた武器や防具以外は全て売ってしまっても困ることはありません。必要になれば買い戻すことが可能です。
装飾品
ダンジョンの深い階層に行くと、指輪や魔除けなどの装飾品が手に入ることがあります。こういったアイテムは、いくつでも同時に装備することができます。極端な例を挙げると、10個の装飾品を所持し、その全てを同時に装備することも可能です。
魔法効果
ダンジョンで敵がドロップする宝箱には、魔法効果が付いている武器や防具が入っていることがあります。魔法効果はドジャー商店でも付与できますが、強力な効果はダンジョンの深い階層でドロップする装備品にしか付きません。
スペシャルアイテム
戦闘の監獄には、一般的な装備品とは別に、固有名称が付いたスペシャルアイテムが存在します。スペシャルアイテムは、ダンジョンで敵がドロップする宝箱から低確率で出現します。ゲームの早い段階でスペシャルアイテムが手に入るとかなり有利なるでしょう。
しかし、ダンジョンの深い階層でランダムで手に入るマジックアイテムと比べると、スペシャルアイテムの多くは性能や効果が控えめなので、終盤に手に入ってもあまり役に立ちません。どちらかといえば、コレクション的な位置づけのアイテムです。
自然に隠れる・隠れ続ける
魔法効果の中には、戦闘の開始と同時に隠れることが可能になる「自然に隠れる」と奇襲後も隠れ続けることが可能になる「隠れ続ける」という強力な効果があります。運が良ければ、1つの防具にこの2つの効果が付いたものを手に入れることも可能です。
強力な魔法効果が付いたアイテムを集める際、通常はダンジョンの最下層を回って戦闘をするのがセオリーですが、「自然に隠れる」「隠れ続ける」の効果が両方ついた防具は最下層では出ません。この効果を狙う場合は、最下層より1つか2つ上の階で探しましょう。
戦闘・冒険
アーマークラス (AC)
ウィザードリィシリーズで防御力を表すパラメータ「アーマークラス」は数字が小さいほど効果が高いことを表しています。したがって、防具を装備すればするほど、ACの値は小さくなっていきます。勘違いしやすいので注意しましょう。
「隠れる」で射程延長
盗賊や忍者は戦闘中に「隠れる」という特技を持っています。隠れている間は奇襲攻撃が可能になり、通常より射程が1段階長くなります。
ニュークリアブラスト
魔法使い呪文レベル7の「ニュークリアブラスト」は大抵の敵を全滅させられる威力を持っています。効かない敵や食らっても生き残る敵はいますが、中盤から終盤手前くらいまでの敵ならこれ1つで済むことがほとんどです。まずこの呪文を覚えるところまで育成しましょう。
テレポーテーション
魔法使い呪文レベル7の「テレポーテーション」は一度行ったことがある場所にワープできる便利な呪文です。ウィザードリィのようなダンジョンRPGでは、先に進むだけでなく無事に帰還することも重要な要素ですが、この呪文を習得するといつでも町に帰還できるようになり、またすぐに元の場所に戻ることもできるので、探索が非常に楽になります。
豆知識
ソフトリセット
Windows 版では、キーボードの Ctrl + F1 を押すとリセットしてタイトル画面に戻れます。戦闘時や解錠時にどうしても納得がいかない事態が発生した時に活用しましょう。
リセットで敵が復活
ダンジョンでは、一度敵を倒すと町に戻らなければ同じ場所に敵が出現しません。しかし、ソフトリセットをして冒険を再開すればダンジョンから出なくても敵が復活します。同じ場所で戦闘を繰り返したい場合は、ソフトリセットを活用しましょう。
セーブのタイミング
戦闘の監獄には、手動セーブが存在せず、オートセーブのみで記録されていきます。しかし、オートセーブには決まったタイミングがあり、そのタイミングを回避してやれば、好ましくない結果の記録を避けることができます。
具体的には、町の施設から出る時、戦闘終了時、キャンプを閉じた時にセーブされます。したがって、好ましくない結果が生じた場合はこの前にソフトリセットすれば「無かったことにする」ことができます。
例えば、宿屋でレベルアップした時の能力値の変化が気に入らない時は宿屋から出ずにソフトリセットします。また、戦闘時にレベルが下げられたりクリティカルを食らったりした時は戦闘が終了する前にソフトリセットをします。宝箱の罠も作動直後にリセットすれば間に合います。