Dragon Age: Origins


武器・魔法・戦闘

武器(Weapons)

片手武器(One-Handed Weapon)

ダガー(Dagger)

ダガーは攻撃力は低いものの、攻撃速度、クリティカル率、防御貫通に関しては最高の性能を誇ります。攻撃力は筋力(Strength)と器用さ(Dextertity)に依存します。

長剣(Longsword)、斧(Warxe)

長剣と斧は平均的な攻撃力、攻撃速度、クリティカル率ですが、防御貫通は高くありません。攻撃力は筋力に依存します。

メイス(Mace)

メイスは、防御貫通に優れていますが、攻撃力、クリティカル率、攻撃速度に劣ります。攻撃力は筋力に依存します。

両手武器(Two-Handed Weapon)

大剣(Greatsword)

大剣は非常に高い攻撃力を誇り、クリティカル率、防御貫通にもそこそこ優れていますが、攻撃速度は遅めです。攻撃力は筋力に依存します。

大斧(Battle Axe)

大斧は高い攻撃力とクリティカル率を誇り、防御貫通もそこそこですが、攻撃速度は遅いです。

大槌(Maul)

大槌は非常に高い攻撃力と防御貫通を誇りますが、クリティカル率は低く、攻撃速度も非常に遅いです。攻撃力は筋力に依存します。

杖(Mage's Staff)

メイジが扱う魔法の杖です。杖による攻撃は常に100%命中し、マナを消費しないため、効率の良い攻撃方法です。杖の攻撃力は杖固有の攻撃力にキャラクターの魔法攻撃力の影響を加算したものです。

弓(Bow)

ショートボウ(Short Bow)

ショートボウは装備資格が厳しくなく、攻撃速度が速いですが、威力は高くありません。攻撃力はキャラクターの筋力と器用さによって補正され、命中率は器用さに依存します。

ロングボウ(Long Bow)

ロングボウはショートボウより威力が高いですが、攻撃速度はショートボウより遅く、装備資格が厳しくなっています。ショートボウ同様、攻撃力はキャラクターの筋力と器用さによって補正され、命中率は器用さに依存します。

クロスボウ(Crossbow)

クロスボウは長い射程と威力を誇りますが、リロードに時間がかかるため攻撃速度が遅いという弱点があります。また、クロスボウはキャラクターの筋力による影響を受けないため、筋力の高いキャラクターが扱ってもダメージは増加しません。命中率は器用さに依存します。

魔法(Magic)

魔法攻撃力(Spellpower)

魔法攻撃力はスペルの効果や威力を決定する要素です。魔法攻撃力が高いと杖による攻撃の威力も高くなります。魔法攻撃力は、キャラクターの魔力(Magic)の値に依存します。

魔法詠唱の中断(Spell Interruption)

魔法の詠唱中にダメージを受けると、詠唱が妨害されることがあります。大きなダメージを受けるほど、詠唱が妨害されやすくなります。戦闘訓練(Combat Training)のスキルを習得すると、妨害への耐性が高まり、大きなダメージにも耐えやすくなります。

スペルコンビネーション(Spell Combination)

2種類のスペルを効果的に組み合わせると、単独では発生しない大きな効果を生む場合があります。その組み合わせを発見すると、自動的にコーデックス(Codex)に記入されます。

フレンドリーファイヤー(Friendly Fire)

フレンドリーファイヤーとは味方への誤爆のことです。範囲攻撃魔法の多くは、その範囲内にいる全員に敵味方関係なく無差別にダメージを与えてしまうので注意しましょう。

難易度 Casual, Normal ではフレンドリーファイヤーはノーダメージになっていますが、Hard、Nightmare ではフレンドリーファイヤーが有効になっています。

フレンドリーファイヤーによるダメージが無効になっている Casual や Normal でも、ダウンや吹き飛ばしは有効であるため、味方が不利益を被ることには変わりないので、なるべく味方を巻き添えにしないように範囲魔法を使うほうが賢明です。

戦闘の基礎知識

能力値の影響

HP(Health)

HPがなくなると戦闘不能になり、それ以上戦えません。倒れた仲間は、サブクラス・精霊の癒し手(Spirit Healer)の特殊なスペルであるリザレクション(Revival)以外の手段ではその戦闘中は復活できないため、ヒール(Heal)や回復薬で早めに回復するようにしましょう。

スタミナ、マナ(Stamina / Mana)

スタミナやマナはタレントやスペルを使用すると消費し、必要なスタミナやマナが不足するとそれ以上タレントやスペルは使えません。戦闘中でも少しずつ自動回復しますが、回復速度が遅いので、長期戦が予想される場合は一気に消費してしまわないように気をつけましょう。

疲労度(Fatigue)

装備品の重さは疲労度(Fatigue)として、キャラクターのスタミナやマナの消費に悪影響を及ぼします。例えば、装備品の合計疲労度が10%の場合、そのキャラクターがタレントやスペルを使うと、消費量が1割増しになります。最低限の防具は必要ですが、防御力が高ければ良いというわけではなく、重装備にはデメリットがあることに留意しましょう。

命中(Attack)

命中(Attack)は文字通り、攻撃の命中率を表します。基本値に筋力(Strength)と器用さ(Dexterity)と影響を合わせたものが最終的な命中率になります。タレントやスペル、アイテムの影響によっても上昇します。

回避(Defense)

回避(Defense)は文字通り、敵の攻撃からの回避の巧さを表します。基本値に器用さの影響を合わせたものが最終的な回避率になります。タレントやスペル、アイテムの影響によっても上昇します。また、盾を装備することによっても回避率は上昇します。

攻撃力(Damage)

武器の性能にキャラクターの筋力の影響を合わせたものが最終的な攻撃力になります。ダガーや弓矢のような刺撃武器はさらに器用さによるダメージボーナスが付きます。ただし、クロスボウと杖のダメージは筋力の影響を受けません。

防御力(Armor)

装備品による装甲の堅さを表します。防御力20の相手に攻撃力40のキャラクターが攻撃すると、40-20=20で与えるダメージは20になるという仕組みです。

防御貫通(Armor Penetration)

武器には"防御貫通"という性能があり、敵の装備品の装甲を破ってダメージを与えることができます。つまり、防御貫通の値だけ、敵の防御力を下げて計算されます。

例えば、敵の防御力が20、キャラクターの攻撃力が40、防御貫通が5の場合、先に敵の防御力から防御貫通の値が引かれ、最終的な防御力が防御貫通の値だけ低くなります。(20-5=15) その上で、攻撃力から防御力を引いた値が、最終的なダメージなります。(40-15=25)

ただし、敵の防御を貫通するという本来の性質以外の性能はなく、敵の防御力より上回った防御貫通はダメージに加算されません。

様々な状況による影響

クリティカル(Critical Hits)

通常攻撃は一定確率でクリティカルヒットになりダメージが倍増します。武器の種類によってクリティカル率が変わります。

不意打ち(Flanking / Backstubs)

背後からの攻撃は、ダメージボーナスが加算され、クリティカル率も上昇します。また、ローグによる背後からの攻撃は全てクリティカル扱いになります。

距離

遠距離攻撃武器(弓・クロスボウ)による攻撃の命中率は、標的が有効射程内にいる場合に最大限に発揮され、有効射程より遠くなると、命中率は大幅に下がります。

遮蔽物

弓やクロスボウの矢は遮蔽物を貫通できません。

負傷(Injuries)

戦闘中にHPが無くなって戦闘不能になり、戦闘終了後に復活すると、いずれかの能力値に負傷によるペナルティが付きます。負傷は治療キット(Injury Kit)を使用することで回復することができます。また、キャンプに戻ると自動的に全ての負傷が全快します。

戦闘スタイルの長短

片手武器のみ

片手に武器を装備するオーソドックスな戦闘スタイルで、特に短所も長所もありません。ただし、片手武器のみのスタイルに特化したタレントがないため、戦術の可能性の幅は広くありません。

片手武器と盾(Weapon and Shield)

左手に盾を装備するスタイルです。盾を装備することで回避と投射物回避が上昇しますが、盾の重さの分だけ疲労度(Fatigue)も上昇するため、タレント使用時にスタミナをより多く消費するようになります。

回避と疲労の面では一長一短ですが、片手武器と盾(Weapon and Shield)カテゴリーのタレントを習得し、盾を効果的に扱えるようになると、非常に堅牢なスタイルに成長します。

二刀流(Dual Weapons)

両手に片手武器を持って戦う二刀流のスタイルです。一般的には、左手にダガーなどの軽い武器を装備することになります。ただし、左手の基本攻撃力は、キャラクターの筋力(Strength)の半分からしか影響を受けないため、実際には合計ダメージにおいて片手武器のみの場合より劣る場合も多くなります。

二刀流のタレントを習得し、左手の攻撃力が強化され、その他のボーナスの恩恵も蒙るようになると、非常にダメージ効率が良いスタイルに成長します。

両手持ち(Two-Handed Weapon)

両手で扱う重い武器で戦うスタイルです。強力な両手武器を扱うためには強い筋力が必要になり、両手武器の攻撃のスピードは非常に遅いものですが、両手武器は通常武器の1.5倍筋力の影響を受けるため、怪力戦士による両手武器による一撃あたりのダメージは非常に大きなものになります。

敵の防御力を下げるタレントや範囲攻撃ができるタレントを習得すると、パーティの主要ダメージ源に成長します。

弓(Bow)

弓は強力な遠距離攻撃を行う手段です。命中率は器用さ(Dexterity)のみに依存するため、弓を扱うキャラクターにとって器用さは必須です。弓(Archery)のタレントを習得すると、様々なタイプの矢を放つことが可能になり、弓の扱いそのものが洗練され、近接武器に匹敵する非常に強力なダメージ源になります。