解散権
魔道士たちの"故郷"、サークルタワー(Circle of Magi)は突然現れた悪魔の襲撃によって混乱を極めていた。テンプル騎士団長グレゴー(Gregoir)は非常事態と判断して塔の入り口を封鎖し、解散権(The Rite of Annulment)の発動を待って塔を浄化することを決断する。
筆頭魔道士アーヴィング(First Enchanter Irving)を初めとする、多くのメイジが塔内に置き去りにされているが、その生死を知る手立てはない。見通しは絶望的だと悲観するグレゴーの反対を押し切って、グレイウォーデンは悪魔の排除と魔道士の救出のために塔内へ突入する。
塔に入る前に
塔内で発生する一連のイベントは非常に長く戦闘も多い。Dragon Age: Origins 全編を通して1,2を争うほどの長期戦になる。必然的に回復薬は不足しやすく、プレイヤー自身も疲れるため、万事余裕がある状態で臨みたい。
詳細は後述するが、サークル内の敵を一通り倒した後、フェイド(Fade)という"夢の世界"へ送られ、フェイドで一種の"謎解き"をしながら先へ進んで中ボスを倒し、塔へ戻って最上階にいる大ボスを倒すという流れになる。
グレゴーに警告されるように、一度入ると入り口は封鎖され、クリアするまで塔からは出られない。念のため、塔に入る前のセーブを残し、回復薬とリリウムポーションを十分用意してから突入しよう。
1階
ウィン(Wynne)
少し進んだところで、サークルメイジの一人ウィンと出会う。彼女から事情を聞き、協力して先に進もう。ウィンを仲間に迎えた場合、塔から出るまでウィンを外すことができないのでパーティ編成に注意しよう。
領域の番人(Watchguard of the Reaching)
入り口から入ってすぐ右の大部屋にある見習いの収納箱(Apprentice's Footlocker)からノートを発見すると、クエストが開始する。まず、サークル内に散らばっている日記の切れ端を集める。
召喚術(Summoning Sciences)
ウィンと合流してすぐ先の図書室で破れた本(Torn Book)を入手すると、クエストが開始する。手に入れた本に書かれた手順に従って召喚の儀式を行おう。
全召喚儀式は、隣の区画にある召喚盤(Summoning Font)に触れてから始める。召喚盤に触れた後、本に書かれた順番どおりに触れていく。触れる対象は全て図書室内にある。
一つ目(Exercise One)
- 精霊肖像(Tome of Spirit Personages)
- 1番目の召喚炎(the first summoning flames)
二つ目(Exercise Two)
- ロデコムズの天啓(Rodercoms Uncommon Calling)
- メイガス・ゴーヴィッシュの像(the statue of Megus Gorvish)
- 2番目の召喚炎(the second summoning flames)
三つ目(Exercise Three)
- エルボルンの大寓話集(Elvorn's Grande Bestiary)
- 机の彫刻(the chosen sigil on the first area common table)
- スピリトラムエーテアリス(Spiritorum Etherials)
- メイガス・ゴーヴィッシュの像(the statue of Megus Gorvish)
- 修錬者の聖句箱(the Novice Phylactery)
- 3番目の召喚炎(the third summoning flames)
四つ目
クエストは上記三つ目で完了するが、もうひとつおまけの召喚がある。この召喚の手順は本に記載されていない。間違ったものに触れるとダメージを受けるという法則にしたがって正しい手順を探していくことになる。具体的には、以下の手順となる。
- 精霊肖像(Tome of Spirit Personages)
- ロデコムズの天啓(Rodercoms Uncommon Calling)
- メイガス・ゴーヴィッシュの像(the statue of Megus Gorvish)
- エルボルンの大寓話集(Elvorn's Grande Bestiary)
- 机の彫刻(the chosen sigil on the first area common table)
- スピリトラムエーテアリス(Spiritorum Etherials)
- メイガス・ゴーヴィッシュの像(the statue of Megus Gorvish)
- 修錬者の聖句箱(the Novice Phylactery)
- 隣の部屋の本棚の裏に現れる4番目の召喚炎(Summoning the Forth)
召喚されるフォアシャドウ伯に盗みを行うと、フォア・シャドウ伯爵の手紙(The Note of Arl Foreshadow)をスリ取ることができる。ただし、フォアシャドウ伯は召喚してすぐに消えてしまうため、盗みたい場合は、盗みスキルがあるキャラクターを操作状態にして待ち構えておくほうがよい。
2階
Owain
2階に上がってすぐの倉庫に静者(Tranquil)の Owain がいる。主人公がメイジの場合は"再会"ということになる。ここでの Owain との会話から、ニアール(Niall)というメイジと彼の仲間がブラッドマジックに対抗するアイテムを持っていったという情報が入る。この騒乱がブラッドマジックによって引き起こされたという事実により、事態はより深刻な様相を呈することになる。
ブラッドメイジ
隣の部屋にブラッドメイジ数名と戦闘になる。戦闘後、命乞いをするメイジから、アルドレッド(Uldred)が事件の黒幕であることを聞かされる。
レヴナント(Revenant)
破壊されたアンドラステ像を調べて小瓶を取ると、レヴナントが出現し戦闘になる。レヴナントは、レベルの高いパーティにとってもかなりの強敵なので慎重に戦いたい。
レヴナントが魔道士やローグなど体力に不安のあるキャラクターをしつこく狙ってくるようなら、そのキャラクターを操作して逃げ回るのもよい。その間に味方が徐々にレヴナントの体力を奪ってくれるだろう。うまくいけば、タンクに注意が向くかもしれない。
黒い魔術書(Black Grimore)
アーヴィングの部屋の宝箱から黒い魔術書を忘れずに取っておこう。モリガンに渡すと、フレメスの延命の秘術の謎が明かされ、重要なクエストに発展する。
3階
領域の番人(Watchguard of the Reaching)
全ての日記の切れ端を見つけると、古代の儀式の手順が明らかになる。手順は Codex のクエスト関連(Quest-Related)の項目に記入される。具体的には、3階の Common Room で以下の順に像を調べる。
- 鉢を持った像
- 剣を上げている像
- 剣を下ろしている像
その後、4階に上がる階段がある部屋に行き、盾を持った像に触れる。クエスト記録に塔の最下層で何者かが解き放たれたことが追記される。
ウィンと出会った部屋に戻って地下に降りる扉を調べると、シャ・ウィルド(Shah Wyrd)が出現し戦闘に。周りのメイジも加勢してくれる。シャ・ウィルドの死体からはユサリス(Yusaris)という両手剣が手に入ることがある。
4階
欲望の悪魔(Desire Demon)
4階に上がってすぐの部屋で欲望の悪魔がテンプル騎士に幻惑して操っている。欲望の悪魔の言い分を聞いて放っておくことも、戦うこともできるが、戦う場合は操られているテンプル騎士も襲ってくるため、いずれにしても彼を救うことはできない。彼を幻の世界に安住させておくか、死によって解放するかの判断を迫られる。
怠惰の悪魔(Sloth Demon)
中央の部屋には怠惰の悪魔が待ち受けており、餌食になったと思しきニアール(Niall) が横たわっている。悪魔の魔力によって主人公達もニアール同様に気絶し、精神はフェイド(The Fade)へ送られる。