Winning Post 8


競走馬

能力と個性

スピードとクラス

スピードは競走馬の能力の中で最も重要な要素であり、どれくらいスピードに優れているかよって、その競走馬がどれくらい上のクラスで通用するか決まります。

換言すれば、スピードこそが競走馬の最も基本的な能力であり、補完能力は様々な状況でスピードを発揮させるための補助的な能力ということになります。

つまり、競走馬を生産する場合にも購入する場合にも、最重要視するべき要素はスピードであり、スピードが劣っていれば、他の部分が優れていも高いクラスのレースでは通用しません。

補完能力と安定性

前項でスピードを最も重要視すべきと述べましたが、スピードさえ優れていれば補完能力が劣っていても一応活躍できるというわけではありません。スピードが優れていても補完能力が低い場合は、レースで力を発揮できない可能性が高くなります。

例えば、パワーに劣る場合は直線の坂で失速し、賢さに劣る場合は騎手の指示に素早く反応できないなど、補完能力が低いと素質がありながらも結局は大成しないことが多くなります。

一方、補完能力が全般的に高いとレースで力を発揮しやすくなります。つまり、持っているスピード能力をレースで安定して発揮できるということになります。スピードが最も重要とはいうものの、大レースで安定して活躍するためには補完応力も同様に重要であるということになります。

スピードが低く補完能力が高い場合はというと、低クラスのレースで安定して好走する競走馬になります。例えば、オープン特別までは安定して勝ち上がったものの、重賞になると歯が立たないというような、能力の限界がはっきりと判る馬になりがちです。

スタミナと距離適性+柔軟性・心肺機能

スタミナは柔軟性と連動して距離適性を決定する要素として内部的に設定されており、ゲームの中で確認することはできないようになっています。

内部的には、スタミナの多寡に応じて、短距離・マイル・中距離・クラシック・長距離などの得意距離が決定されており、柔軟性に応じてその下限と上限が広がります。

ただし、スタミナが豊富でもレース中にハイペースで飛ばして逃げ切れるというわけではありません。また、スタミナが高いからといって短距離から長距離まで幅広い距離適性を持つようになるというわけでもありません。

すなわち、スタミナは距離適性を決定する「個性」であり、レースの勝敗に影響する「能力」ではないということになります。

つまり、スタミナが高い馬は長い距離のレースを得意として短い距離のレースを苦手とし、スタミナの少ない馬は短い距離のレースを得意として長い距離のレースを苦手とするということになります。最終的に柔軟性によって下限と上限が調整され、具体的な距離が表示されます。

2016年度版から距離適性に影響する新要素「心肺機能」が追加されました。心肺機能は育成や調教によって強化され、一定値に達すると競走馬の距離適性の上限が拡大されます。「心肺機能」の特性を持つ調教師はこの能力を効果的に育成することができます。

特性

競走馬は「特性」という得意分野を持っている場合があり、特性を持つ馬は特定の条件下で能力以上の力を発揮することがあります。競走馬の個性をゲームライクに表現したものと捉えればよいでしょう。

特性は競走馬が特定の条件を満たした時に新たに習得されることがあります。習得条件は特性の効果と関連しており、所属する牝系が特性を獲得していると、習得する確率が高まります。また、史実馬の中には生まれつき特性を持っている馬が存在します。

Winning Post 2016 から、新たな4つの特性「連勝街道」「仕上げ」「高速逃げ」「直一気」が追加されました。

競走

競走寿命と使い減り

競走馬には競走寿命が設定されています。プレイ中に実際の数値を確認することはできませんが、レースに多く出走するほど競走寿命が消費され、引退時期が早まります。

牧場に温泉を建設し設備を充実させることで競走寿命の消耗を抑えることができますが、出走レース数は年に8回程度、多くても10回以内くらいにしておくほうがよいでしょう。

調子と疲労

調子とは、レースで力を発揮できる状態かどうかを表わす指標です。調子が低い状態では、競走馬はレースで力を発揮できません。調子は厩舎で調教されることによって上がっていきます。育成による能力の上昇と併せて、調子の上昇と維持も調教師の重要な仕事になります。

一方、疲労は文字どおり競走馬がどれくらい疲れているかを表わす指標です。レースに出走すると競走馬に疲労がたまります。疲労が蓄積するとレースで凡走したり、最悪の場合は故障が発生します。

丈夫な馬は疲労が溜まりにくいですが、丈夫な馬であっても続けてレースに出すの(連闘)は好ましくありません。一般的には、最低でも中2週、できれば中3~4週空けて次のレースに出すのが好ましいと言われています。経験的には、ウイニングポスト8でも、同じようになっていると思われます。

調子が高く疲労が少ない状態が理想的であり、その状態で目標のレースに出走できるようなローテーションを組むのがベストです。

調子のリセット(リフレッシュ放牧)

長く厩舎に留まっていると、疲労が溜まっている状態でなくても競走馬の調子が落ちることがあります。一度調子が下降状態になると、なかなか上向きにはなりません。その時は、1週間だけ放牧に出してみるとよいでしょう。放牧には強制的に調子を上向きにする効果があるので、次週に放牧から帰って来た後は調子が上向きになります。

競走馬データ

能力

説明
スピード高いほどスピード能力が上がる
勝負根性高いほど逃げ・先行の能力が上がる
パワー高いほど、重馬場・坂のある競馬場で能力を発揮する。低いほど、重馬場・坂のある競馬場を苦手とする
健康高いほど故障の確率が低くなる。またスパルタ調教師の場合は、高いほどレース勘が上がりやすい。
賢さ高いほど調子が上がりやすい。また、騎手の指示に素早く反応しやすくなる。
精神力高いほど環境が変わっても能力を発揮しやすくなる。低いほど環境の変化に敏感になり、能力を発揮しにくくなる。
柔軟性高いほど距離適性の幅が広がる。
瞬発力高いほど差し・追込の能力が上がる。
距離適性能力を発揮できる距離の範囲
馬場適性芝:芝のレースで最大限能力を発揮する。
ダート:ダートのレースで最大限能力を発揮する。
芝・ダート:芝・ダートどちらのレースでも能力を発揮する。
脚質表示されている戦法を得意とする。複数表示は複数の戦法を得意とする
気性大人しいほどかかったり折り合いを欠いたりすることが少ない。(大人>普通>荒い>激)
成長型早熟:2歳後半~3歳前半頃に、最も能力を発揮する。
早め:3歳後半~4歳前半頃に最も能力を発揮する。
遅め:4歳前半~4歳後半頃に、最も能力を発揮する。
晩成:4歳後半以降に、最も能力を発揮する。
覚醒:4歳前半頃から、能力のピークが持続する。
重馬場得意なほど重・不良馬場でも能力を発揮できる。(鬼>得意>普通>苦手)
走法ピッチ:スタートがよくなったり、重馬場で能力を発揮したりする。
普通:特にメリット・デメリットはない。
大跳び:芝の良馬場では能力以上の力を発揮するが、それ以外の馬場は多少苦手とする。
小回り苦手:小回りコースの競馬場を苦手とする。
右回り苦手:右回りコースの競馬場を苦手とする。
左回り苦手:左回りコースの競馬場を苦手とする。
喉鳴りあり:レースの距離が長くなると能力を発揮しにくくなる。雨が降ると影響が緩和される。
脚部不安あり:故障の確率が高くなる。
腰の甘さあり:パワーがダウンする。

特性

効果習得条件
大舞台GⅠレースで、能力以上の力を発揮する。GⅠ戦での勝利数が多い。両親がこの特性を持っているとさらにつきやすい。
GⅡ大将GⅡレースで、能力以上の力を発揮する。GⅡ戦での勝利数が多い。両親がこの特性を持っているとさらにつきやすい。
交流重賞地方の交流重賞で、能力以上の力を発揮する。地方交流重賞で良い成績を残す。
ローカルローカル開催で、能力以上の力を発揮する。ローカル開催で良い成績を残す。
海外遠征海外遠征時に能力のロスを軽減する。海外の重賞で多く勝利する。
根幹距離1200/1600/2000/2400/3000mのレースで能力以上の力を発揮する。それ以外の距離では能力が低下する。1200/1600/2000/2400/3000mの重賞レースで多く勝利する。
非根幹距離1200/1600/2000/2400/3000m以外のレースで能力以上の力を発揮する。根幹距離の距離では能力が低下する。1200/1600/2000/2400/3000m以外の重賞レースで多く勝利する。
超長距離3000m以上のレースで能力以上の力を発揮する。3000m以上のレースで多く勝利する。両親がこの特性を持っているとさらにつきやすい。
タフネス牧場・在厩時に、育成度が上がりやすくなる。数多くのレースに出走する。
男勝り牝馬のみ。牡・牝混合のGⅠレースで能力以上の力を発揮する。牝馬が、牡牝混合の重賞で多く勝利する。
乾坤一擲GⅠレースで、能力以上の力を発揮することがある。古馬になってからGⅠ初挑戦初勝利したり、GⅠ戦に数多く出走ののち初勝利したりする。
大駆けGⅠ以外のレースで人気薄(単勝15倍以上)のときに、能力以上の力を発揮することがある。人気薄のときに数多くのレースで勝利する。
鉄砲鉄砲(休み明け)でも、本来の力を発揮しやすい。放牧明けで、前走から9週以上空いたレースで多く勝利する。
叩き良化休み明けの初戦、2戦目の後に調子が大きく上昇する。前走負けた後のレースで多く勝利する。
格上挑戦GⅠ以外のレースで格上挑戦したときに、能力以上の力を発揮する。格上挑戦で勝利する。
スタートスタートが得意になる。良いスタートを切って、多くのレースで勝利する。
夏馬GⅠ以外の夏場のレース(6~8月)で、能力以上の力を発揮する。6~8月のレースで多く勝利する。
冬馬GⅠ以外の冬場のレース(12~2月)で、能力以上の力を発揮する。12~2月のレースで多く勝利する。
軽ハンデハンデ戦で軽ハンデに恵まれたときに、能力以上の力を発揮する。おもに馬格が小さい馬やパワーの弱い馬が、軽ハンデでハンデ戦を勝利する。
重ハンデハンデ戦でトップハンデ(斤量が一番重い)の場合に、能力以上の力を発揮する。おもに馬格が大きい馬やパワーの強い馬が、重ハンデでハンデ戦を勝利する。
連勝街道 (2016~)連勝するほど強くなる連勝でレースに多く勝利する
仕上げ (2016~)調子が良いとさらに力を発揮する調子が良い状態でレースに多く勝利する
高速逃げ (2016~)大逃げ・逃げで力を発揮する調教方針を「脚質」に設定して、大逃げ・逃げでレースに多く勝利する
直一気 (2016~)差し、追込で力を発揮する調教方針を「脚質」に設定して、差し、追込でレースに多く勝利する

2歳入厩前コメント

言及対象

1週2週3週4週5週
1月気性健康スピードスタミナ
2月パワー瞬発力柔軟性勝負根性
3月成長度気性健康スピードスタミナ
4月パワー瞬発力柔軟性勝負根性
5月成長度気性健康スピードスタミナ
6月パワー瞬発力柔軟性勝負根性
7月成長度気性健康スピード
8月スタミナパワー瞬発力柔軟性勝負根性
9月成長度気性健康スピード
10月スタミナパワー瞬発力柔軟性勝負根性
11月成長度気性健康スピード
12月スタミナパワー瞬発力柔軟性

内容

気性

相馬眼ランクコメント
A以上大人とても素直で手のかからない馬ですよ。いつも落ち着いて、どっしりと構えています。
A以上普通なかなか素直で聞き分けもいいですよ。それにいつも落ち着いています。
A以上荒い~激かなりうるさいところがありますよ。気性的に少し問題がありそうです。

健康

相馬眼ランクコメント
A以上Sとても健康な馬ですよ。運動した後などの回復ぶりなど、体の丈夫さには目を見張るものがあります。
A以上A~Bこの馬の体質については、つかみかねています。
A以上C体質的ににひ弱なところがあります。レースの使い方には注意したいですね。
A以上脚部不安少し脚元に不安が見られますね。事故につながりかねないので、大事に使っていきたいです。

スピード

相馬眼ランクコメント
SA以上動きが素軽いです。スピードがかなりついてきました。
AB動きがいいですね。スピードがついてきました。
BC動きが良くなりました。だんだんとスピードがついてきました。
CD少しずつですが、スピードがついてきました。
DEこの馬のスピードについては、つかみかねています。

スタミナ

相馬眼ランクコメント
SSスタミナが無尽蔵にありそうです。どんなに長い距離を走っても、バテることがないでしょう。
AAスタミナがかなりついてきました。 長距離戦でも実力を発揮してくれますよ。
BBスタミナがついてきました。距離延長も心配ありませんね。
CCスタミナがだんだんとついてきました。
DD少しずつですが、スタミナがついてきました。
DEこの馬のスピードについては、つかみかねています。

パワー

相馬眼ランクコメント
A以上Sかなり力強い動きを見せていますよ。ものすごいパワーを秘めていそうです。
DA時折、力強い動きを見せてくれます。なかなかのパワーを秘めていそうです。
DBこの馬のパワーについては、つかみかねています。
A以上Cちょっと非力なタイプです。坂や重馬場では苦戦するかもしれませんよ。
D腰甘少し腰に甘いところが見られますね。力のいる馬場では、なかなか力が入りきらないようです。
D腰甘改善腰の甘いところは解消されました。これなら力のいる馬場でも大丈夫ですね。

瞬発力

相馬眼ランクコメント
A以上Sビュンと風を切って駆け抜けるんですよ。かなりの瞬発力を秘めていそうです。
DA追い出すと鋭い脚を見せるんですよ。なかなかの瞬発力を秘めていそうですよ。
DBこの馬の瞬発力については、つかみかねています。
A以上C走りに軽快さを欠くところがあるんです。瞬発力が少し足りないようです。

柔軟性

相馬眼ランクコメント
A以上S身のこなしがとても軽いんです。体の柔らかさはかなりのものですよ。
DA時折、軽い身のこなしを見せてくれます。体の柔らかさはなかなかのものですよ。
DBこの馬の柔軟性については、つかみかねています。
A以上C動きのバランスが今ひとつです。少し体が硬そうですよ。

勝負根性

相馬眼ランクコメント
A以上S目から非常に強い意志を感じます。比類なき勝負根性の持ち主かもしれませんよ。
DA目から意志の強さを感じますよ。なかなかの勝負根性の持ち主かもしれません。
DBこの馬の勝負根性については、つかみかねています。
A以上C他馬にひるむようなところがあるんですよ。ちょっと勝負強さに欠けるかもしれません。

競走馬イベント

時期人物内容
腰甘改善1月~3月牧場長1月~3月、入厩前2歳馬の腰の甘さが改善することがある。自牧場の坂道コースの施設Lvが高いほど改善されやすい。
苦手回り改善1月~3月牧場長1月~3月、入厩前2歳馬の苦手回りが改善することがある。自牧場のトラックコースの施設Lvが高いほど改善されやすい。
AMC報告6月2週秘書プレイヤーの所有馬がアジア・マイル・チャレンジ対象レースに2勝以上している場合、秘書が結果を報告する。
衰えた馬の復活9月~12月牧場長自牧場に温泉施設が複数建設されていると、9月~12月に、衰えた所有馬の競走寿命が復活するイベントが発生することがある。
SSC報告9月3週秘書プレイヤーの所有馬がサマー・スプリント・チャレンジ対象レースに1勝以上している場合、秘書が結果を報告する。
S2000報告9月3週秘書プレイヤーの所有馬がサマー2000シリーズ対象レースに1勝以上している場合、秘書が結果を報告する。
SMS報告9月3週秘書プレイヤーの所有馬がサマーマイルシリーズ対象レースに1勝以上している場合、秘書が結果を報告する。
GSC報告12月3週秘書プレイヤーの所有馬がグローバル・スプリント・チャレンジに参戦していた場合、秘書が結果を報告する。
千羽鶴秘書GⅠ勝利経験のある所有馬が故障加療中、ファンから千羽鶴が送られてくることがある。