Winning Post 8


My 牝系の育て方

概要

牝系とは

サラブレッドの世界では、従来より父系の直系(血統表の最上段)が重要視されてきましたが、近年は母系の直系(血統表の最下段)である「牝系」が注目されています。

無論、一部の生産者の間では牝系の重要性が以前から認識されていたと思われますが、その認識が一般的になってきたのだと言えるでしょう。

ウイニングポスト8では、ゲーム開始時から既存の牝系が分類されています。また、プレイヤー自身の繁殖牝馬を「My牝系」として5つまで登録できるようになっています。

牝系のメリット

第一のメリットとして、自分の牝系を絶やさずに繋いでいくという「面白み」があります。これはあくまでも純粋な楽しみの範疇であり、血統表や系統図を眺めて「俺の牝系も繁栄してきたな」とほくそ笑んで楽しむような種類のメリットです。

第二のメリットは、子孫の活躍が著しい牝系は活躍の内容に応じて特性を獲得し、獲得した特性が子孫に受け継がれやすくなることが挙げられます。これは産駒の能力に密接に関わる実利的なメリットです。

最後に、これはメリットではありませんが、ゲームのエンディングやトロフィーにはMy牝系の発展が条件になっているものがあります。そのため、当該エンディングやトロフィー獲得を狙うプレイヤーには無視できない要素となります。

牝系の確立

プレイヤーが手動で登録するMy牝系と異なり、子孫の著しい活躍により一般の繁殖牝馬が牝系の祖として認められ、その子孫が所属するボトムラインが牝系として認められることがあります。具体的には、以下の条件を満たす場合に牝系が確立されます。

  • 子孫が3世代続いて重賞に勝っている
  • 始祖から4世代以内にGⅠ勝馬がいる
  • 始祖から4世代以内に重賞勝馬が5頭いる

名牝系

概要

一定の勢力を持った牝系の中でも、特に勢いがあって子孫の活躍が著しいものが「名牝系」と認識されています。

ウイニングポスト8では、一定の条件(後述)を満たした牝系が名牝系に昇格し、一般の牝系にないメリットが付与されます。具体的には、名牝系に昇格した牝系に属する繁殖牝馬は、配合の際に多少の爆発力ボーナスを得ることができ、さらに特性も受け継がれやすくなります。

昇格の条件

具体的に以下の条件を満たす牝系が「名牝系」に昇格します。

  • 3年続けて評価A以上を獲得する
  • 現役繁殖牝馬が5頭以上いる
  • 現役競走馬が重賞に勝っている
  • 現役競走馬がその年にGⅠレースに勝っている
  • 子孫の数が200頭以上に達している

名牝系に昇格するための条件はかなり厳しいだけに、My牝系を名牝系に昇格させるには時間と労力、多少の運が必要になりますが、その苦労に見合うだけのメリットは十分にあります。なお、名牝系に昇格すると、牝系一覧の「名牝」の項に〇印が付きます。

名牝系

My牝系発展のためのヒント

如月英里子との友好度狙い

大レース優勝や年度顕彰獲得によって、如月英里子との友好度上昇を狙う場合は、強い史実馬を複数輩出するのが判っている繁殖牝馬を牝系に設定することをお勧めします。

具体的には、ホワイトナルビーやグリーンシャトーなどを求めるとよいでしょう。1989年末には、グッバイヘイロー、パシフィカス、ダンシングキイという名馬の母がまとめて輸入されるので注目しておきましょう。

代表産駒
ホワイトナルビーオグリキャップオグリローマン
グリーンシャトータマモクロスミヤマポピー
グッバイヘイローキングヘイロー
パシフィカスビワハヤヒデナリタブライアン
ダンシングキイエアダブリンダンスパートナーダンスインザダークダンスインザムード

偉業狙い

逆に偉業を狙う場合は、能力、特にスピード値が高い牝馬を設定したほうがよいでしょう。繁殖成績だけが良かった牝馬(名馬の母)は能力値が低めに設定されている場合が多く、史実馬以外は凡馬ばかり出すことが少なくないからです。

競走馬としても優秀だった牝馬は能力が高めに設定されているので、コンスタントに素質馬が出やすく、GⅠには届かないような二流の産駒であっても、頭数がいることで合計勝利数が多くなります。また、繁殖馬としても期待できます。

ゲーム開始直後の1980年代なら、牝馬三冠のメジロラモーヌや華麗なる一族のスピード馬ダイイチルビーなどをお薦めします。海外馬を購入できる場合は、女傑トリプティク (Tryptich) や悲運の名牝ゴーフォーワンド (Go for Wand) が基礎牝馬に向いているでしょう。

中でも、ダイナカール、ハギノトップレディなど、例外的に競走成績も繁殖成績も良い馬は優先的に購入することをお勧めします。強い史実馬を輩出する傍ら、一般的な高素質馬も出してくれます。

My牝系の指定には3年の猶予があるので、初年度での種付けで、配合評価が高く(A以上が目安)、爆発力が高い(15以上が目安)配合が狙える牝馬をメモしておき、年末で名牝系に指定するのも効率が良いでしょう。もちろん、完全に好みで選んで成長を見守るのも悪くありません。本来はそういう趣旨のものなのでしょうから。

最後になりますが、真剣にMy牝系の偉業の完全制覇を狙う場合は、牧場内の貴重な枠を他の系統の牝馬に圧迫されないためにも、自牧場にMy牝系以外の繁殖牝馬を置かないことをお勧めします。せっかく所有馬がレースに勝っても、「この馬はウチの牝系じゃない」となれば、興が殺がれること甚だしいからです。

また、2017年度版より実装された新要素「お守りボーナス」に「牡牝の産み分け」というボーナスが含まれており、金のお守りを5つ奉納することで、受胎中の繁殖牝馬を1頭選んで産駒の性別を決めることが可能となっています。コストは高めですが、My牝系の繁殖牝馬の頭数を揃えたいときに効果的な手段となるでしょう。

データ

牝系の特性

効果
大舞台産駒に「大舞台」の特性がつきやすくなる
牝馬牝馬が生まれた場合、「男勝り」の特性がつきやすくなる
根幹距離産駒に「根幹距離」の特性がつきやすくなる
非根幹距離産駒に「非根幹距離」の特性がつきやすくなる
意外性産駒に「大駆け」の特性がつきやすくなる
柔軟性産駒の距離適性の幅が広がりやすくなる
ダート産駒のダート適性が上がりやすくなる
スタミナ産駒のスタミナが上がりやすくなる
パワー産駒に「重馬場」の特性がつきやすくなる
海外遠征産駒に「海外遠征」の特性がつきやすくなる
スタート産駒に「スタート」の特性がつきやすくなる

My牝系の偉業(2015年度版以降)

報酬
初勝利なし
重賞勝利なし
GⅠ勝利なし
日本ダービー制覇なし
通算100勝達成銅のお守り
通算1000勝達成金のお守り
通算重賞100勝達成銀のお守り
通算GⅠ10勝達成銀のお守り
通算GⅠ100勝達成金のお守り
春秋スプリントGⅠ制覇(2016~)赤のお守り
春秋マイルGⅠ制覇(2016~)赤のお守り
春秋グランプリ連覇(2016~)
天皇賞(春・秋)連覇(2016~)
牝馬3冠馬赤のお守り
牡馬3冠馬赤のお守り
秋古馬3冠馬赤のお守り
米国3冠馬赤のお守り
欧州3冠馬赤のお守り
年度代表馬赤のお守り
サマースプリントシリーズ制覇(2016~)
サマーマイルシリーズ制覇(2016~)
サマー2000シリーズ制覇(2016~)
グローバル・スプリント・チャレンジ制覇(2016~)
アジア・マイル・チャレンジ完全制覇(2016~)銅のお守り
クラシック全制覇銅のお守り
8大競走全制覇銅のお守り
国内中央GⅠ全制覇金のお守り
海外主要GⅠ全制覇金のお守り
母仔重賞制覇1000万円
母仔GⅠ制覇2000万円
母仔クラシック制覇3000万円
母仔牝馬3冠制覇5000万円
母仔3代重賞制覇5000万円
母仔3代GⅠ制覇1億円
母仔3代クラシック制覇2億円

1982年開始時に実在する牝系

特性
アートレスなし
アストニシメント牝馬
アフェクションなし
アルトヴィスカー柔軟性
アワラッシー大舞台
エスサーディーなし
クレイグダーロッチなし
サイモンズシューズなし
サンタストラなし
ストレンキスなし
セントルーカー根幹距離
チェロキーローズなし
チップトップなし
トーペンハウなし
ドクサダート
パラフィンラスなし
ビューチフルドリーマー大舞台
フライバイナイトダート
フラストレート大舞台
フリゼット根幹距離
フルートフルなし
フロリースカップスタミナ
ブードワールなし
プリティポリー柔軟性
プロポンチスパワー
ヘレンサーフ牝馬
リメンブランスなし

2016年開始時に実在する牝系(2015年度版以降)

特性
アートレスなし
アストニシメント牝馬
アフェクション牝馬
アルトヴィスカー柔軟性
アワラッシー大舞台
アンクティックヴァリューなし
サイモンズシューズなし
サンタストラなし
サンタルチアナなし
スカーレットインクダート
ストレンキスなし
セントルーカー根幹距離
ダイナカール牝馬
チェロキーローズ大舞台
チップトップなし
ディナーパートナーなし
トーペンハウなし
ドクサダート
パラフィンラス根幹距離
ビューチフルドリーマー大舞台
フライバイナイトダート
フラストレート大舞台
フリゼット根幹距離
フルートフル根幹距離
フロリースカップスタミナ
ブードワールなし
プリティポリー大舞台
プロポンチスパワー
ヘレンサーフ牝馬
リメンブランスなし
ロイヤルサッシュなし