Fallout 4


ワークショップ

概要

ワークショップ

連邦の各地に、オブジェクト製造用の赤い作業台が設置されたロケーションがある。そのようなロケーションは、プレイヤーの居住地候補であり、所有している資材を使用して任意のオブジェクトを自由に配置することができる。

オブジェクトの種類は多岐にわたるが、主だったものは、アイテムを収納するコンテナや睡眠用の寝具である。また、居住地を入植者に開き、集落として発展させるのであれば、入植者用の住居、寝具、飲料水、食料もまた、ワークショップで作成する対象となる。

さらに、特定のPerkを習得すれば、居住地間の資材を共有したり、居住地に商店や作業台を自作することもできる。入植者を居住地に送ったり、他の居住地から連れてくることも可能で、凡そ思いつく限りの集落管理は実装されている。

このように、ワークショップによる居住地管理は、プレイヤーの理想の生活を反映する場として、フォールアウト4の重要な位置を占める要素である。一方で、居住地管理に楽しみを見いだせないのであれば、アイテムを保管するコンテナだけ作成して、全く居住地を発展させなくても、ゲームに支障が出ることはない。

前述のとおり、居住地管理を行うかどうかはプレイスタイルに依るが、居住地を発展させることは、物資補給だけにとどまらず、ゲームをスムーズに進行させる為の大きな援けとなる。居住地づくりに没頭する必要はないが、ある程度意識して居住地を発展させておくほうが望ましいだろう。なお、ワークショップで管理できるロケーションについては、居住地候補一覧のページを参照されたい。

容量

居住地には、「容量」というパラメータが存在し、居住地にオブジェクトを設置できる許容量を表している。プレイヤーがオブジェクトを作成するごとに、容量ゲージが圧迫されてスペースが減少していき、容量を超えるオブジェクトを配置することはできない。

一方で、既存のオブジェクトやプレイヤーが配置したオブジェクトを解体して取り除けば、容量にスペースを作ることができる。普通にオブジェクトを配置する分において、容量を意識する必要はほとんどないが、大量のオブジェクトを配置するには注意を要する。必要なら、オブジェクトを解体せずに容量を開ける裏技も参照。

資材

オブジェクト作成用の資材は、各地で手に入る廃棄品 や居住地に放置されている廃車・倒木等を解体して得られるクラフト材料である。予めワークショップに移しておいた材料やプレイヤーのインベントリに入っている材料がオブジェクト作成に使用される。

なお、廃棄品 (Junkアイテム) を手動で解体して資材の形に変えておく必要はなく、オブジェクトを作成する際に自動的に解体されて材料が抽出される仕組みになっている。単純にJunk相当アイテムをワークショップに移しておけば適宜分解されて使用されていく。

また、ワークショップの赤い作業台に限らず、装備品の作業台やステーションなどに移した材料は、居住地内の全ての作業台とステーションで共有される。1つの大きな倉庫に収められてているようなものと理解すればよいだろう。

供給ライン

Local Leaderを習得すると、居住地間を供給ラインで接続し、オブジェクト作成の資材を共有することができる。例えば、サンクチュアリとアバナシーファームを供給ラインでつなぐと、サンクチュアリに保管されている資材をアバナシーファームで使用することが可能になり、その逆も可能になる。

供給ラインの設定は、ワークショップモードで資材輸送係 (プロビジョナー) を担当させたい入植者にカーソルを合わせて、「供給ライン」のコマンドに対応ボタンをするボタンを押して実行する。現在設定している供給ラインはPip-BoyのMAPの項で対応ボタンを押すことによって確認できる。

供給ラインは、一ヶ所と接続されていれば、接続先に接続されている他の居住地とも資材が共有される。例えば、[A ⇔ B ⇔ C] という形で、居住地Aと居住地Bが接続され、居住地Bと居住地Cが接続されている場合、居住地Aと居住地Cは直接接続されていなくても居住地Bを介して資材の共有が可能になるのである。したがって、理論的には、どこか一ヶ所と供給ライン繋いでいけば、連邦全土の居住地で資材が共有できるということになる。

ただ、理論的にはどこか一ヶ所と供給ライン繋いでいけばよいのだが、おそらくバグか何かの作用で、供給ラインが接続されているはずの資材が利用できない事態がしばしば発生する。そして、どういう仕組みで解消するのかはわからないが、その居住地に一度ファスト・トラベルをすると資材が利用できるようになったりするのである。そのため、理論的な効率性に拘泥せず、実際には網の目状に複数の居住地と供給ライン繋いでいくほうが現実に即した対応となる。

居住地の管理

構造物

構造物には、小屋や床、壁、階段などの建物や足場のようなオブジェクトが分類されている。小屋はそのまま地肌の上に配置してもよいが、土台や床の上に配置すると外観や通路が安定する。壁や天井も設置しておけば、雰囲気がよくなるだろう。

階段については、必要なものをその用途に応じたものを設置すればよい。小屋を建てたり高所にスイッチを取り付ける際の足場として設置しても構わない。このような階段は作業後に取り外せばよく、必要が生じたらまた設置しなおせばよい。

水は入植者の人数と同等の値の分だけ用意すればよい。入植者の数が3人なら、水も3単位あればよいのである。水は、居住地にウォーターポンプや浄水器 (水源のみ) に設置することによって一定時間ごとに生産される。余剰分はワークショップに保管されるので、回復薬として使用したり、売却してキャップに換えることができる。興味があれば、きれいな水でキャップを稼ぐ方法の解説も参照。

食料

食料も水と同様、入植者の人数と同等の値の分だけ用意すればよい。入植者の数が3人なら、食料も3単位あればよいのである。食料は野菜を地肌に植えて栽培することによって得られるが、こちらは水の生産と異なり、人力による世話を必要とする。地肌に植えた野菜にワークショップモードで入植者を割り当てて栽培させるのである。具体的には、入植者に「命令」を出し、対象となる作物に「配置」する。

きれいな水と同様、食料の野菜も余剰な収穫は、ワークショップの中に保管されていく。こちらも、プレイヤーが個人的に使用することが可能であり、クッキングステーションで調理する材料にしたり、売却してキャップに換えることができる。

防御

防御力とは、外敵に対する居住地の防衛力を指し、タレットや警備担当を配置することによって上昇する。なお、この値は抑止力としての防衛力を表しているだけであり、外敵が現れた時に撃退できるのであれば、実際には防衛力が低くても問題にはならない。

防御力の推奨値は、水と食料を足した値であるとゲーム内で公式に指定されており、例えば、水が5、食料が5ある居住地であれば、推奨防御力の最低値は10である。一応この数値を満たしておけば、外敵に襲撃される危険が低く抑えられるようになっている。

電力

機械や照明のようなオブジェクトは作動に電力を要し、当然ながら、送電されていないオブジェクトは効果を発揮しない。電力はジェネレータによって発電され、ジェネレータと機械をワイヤーで接続することによって電力が送られる仕組みになっている。

ジェネレータが発電する電力量と、機械が作動に必要とする電力量は、ワークショップモードの当該項目に表示されるので、作成の際の参考にするとよい。電力量の表示がないオブジェクト (照明など) はその付近まで通電していれば、まとまった電力を消費せずに作動する。

例えば、タレットや浄水器には使用電力が設定されているため、タレットや浄水器の数に応じた電力をジェネレータで発電しなければならない。当然、必要電力量より供給電力が少ない場合は、一部稼働しなくなる。一方で、照明等は電力を消費しない扱いとなっているので、何台でも設置することが可能である。

送電・通電

ジェネレーター (発電機) と機械は直接ワイヤーで繋いでもよいが、レイアウトの関係で近くに置きたくないこともある。その場合は、その中継地点にパイロンやスイッチを設置して、接続すればよいのである。

例えば、以下は、パイロンやスイッチを使わず、募集ビーコンとタレットをジェネレータに接続した例で、最も基本的な接続方法である。

電力直結

しかし、実際には必ずしもそのような接続をしなければならないわけではなく、下の例のように、一ヶ所でまとめて発電して、スイッチやパイロンを中継して、機械や照明に電力を送ってもよいのである。

電力 スイッチで送電①

なお、スイッチやパイロンは電力を中継するだけでなく、スイッチやパイロンがある場所を中心とした一定範囲内にある照明やテレビに電力を送る効果がある。その場合、照明と接続する必要はなく、範囲内にあるだけで、照明やテレビが作動する。 (そもそも接続できない)

電力 スイッチで送電②

オブジェクト一覧

構造物

用途
プレハブ大小様々なタイプの小屋
小屋用の床各種
小屋用の壁各種
屋根小屋の屋根各種
階段自由に設置できる階段各種
その他手すりと橋各種

家具

用途
ベッドベッドやマットレスなどの寝具各種
イスイス、スツール、ソファー、ベンチ各種
コンテナキャビネット、ドレッサー、箱などのコンテナ各種
戸棚一般的な戸棚各種とマガジンラック
テーブル大小テーブル各種
その他カウンター、テレビ、バスタブ、ボブルヘッドスタンドなど

装飾

用途
床の敷物カーペット、マットなど敷物各種
壁の装飾旗、剥製、絵、看板など
銅像や噴水など
その他アイスクーラー、ゴミ箱、自販機、ラジオ、犬小屋、鉢物など

パワー

用途
ジェネレータ発電機 (ジェネレータ) 各種
コネクター&スイッチ送電中継用のパイロンやスイッチなど
ライト光源となるライト
その他ターミナル、募集無線ビーコン、ライトボックス、スピーカー

防御

用途
警備所警備員の監視塔
タレットタレット各種
トラップトラップ各種

資源

用途
ウォーターポンプと浄水器
食料ゴード、スイカ、テイト、トウモロコシ、ニンジン、マットフルーツ、レイザーグレイン
その他スカベンジング・ステーション、バラモンの餌場、キャラバン取引所、ベル、サイレン、FTのターゲット

用途
トレーダー雑貨を扱う店舗各種
アーマーアーマーを扱う店舗各種
武器武器を扱う店舗各種
飲食物飲食物を扱う店舗各種
診療所重傷、放射能、体力の治療を行う診療所各種
衣類を扱う店舗各種

クラフト

用途
武器作業台武器の改造や解体を行う作業台
アーマー作業台アーマーの改造や解体を行う作業台
クッキングステーション調理を行う作業台
ケミストリーステーション薬物の製造を行う作業台
コンロ調理を行う作業台
パワーアーマーステーションパワーアーマーの修理・改造を行う作業台
ロボット作業台 (Automatron)ロボットの製造や改造を行う作業台