概要
厳選とは
伝説装備 (レジェンダリー) の厳選とは、好みのレジェンダリー効果を持つ装備品が手に入るまで、同じ場所で何度もセーブ&ロードを駆使したプレイ続ける行為を指す。
意義
レジェンダリー効果の装備品は、ものによってはゲームバランスに多大な影響が出るほど強力な効果を発揮するので、やりこみ派のマニアでなくとも、好みのレジェンダリー装備品が出るまで厳選し続けることは決して無駄ではない。
効率性
前述のとおりレジェンダリー装備品の有用性を考慮すると厳選に意義を見いだせなくもないが、効率性を考えると実際に有益なプレイかどうかには疑問が残る。
というのは、まず通常の難易度のフォールアウト4にレジェンダリー装備品が無ければ苦戦するような敵が存在しないことが挙げられる。実際にはノーマル品で十分通用するので、苦行的なプレイをしてまで目当てのレジェンダリー装備品を出す必要性が感じられない。
次に、1ヶ所でセーブ&ロードを続けて時間と労力、収穫物 (経験値やアイテム) を無駄にし続けるくらいなら、ロードせずに次々と戦場に移して次の場所で手に入る (かもしれない) レジェンダリー装備品に期待したほうが得策だということ。
最後に、次項で詳述するが、レジェンダリー効果の付与は完全なランダムで行われるのではなく、今までに出た効果以外の効果を優先的に出そうとするシステムが働くと言われている。もし、それが本当なら、その時点で出る可能性が0である効果は何度セーブ&ロードを繰り返しても絶対に出ない点がネックになる。
厳選に適した条件と状況
上記を考慮すると、厳選に適した条件とは、ロード直後にレジェンダリー装備品が手に入り、時間や労力が極力無駄にならないこと。そして、厳選すべき状況とは、ロールプレイ等の為にどうしても目当ての装備品が必要だという差し迫った理由がある場合だろう。
上記のような条件や状況でない場合は、厳選の行為自体が徒労となることが多く、次々と戦場を移して気ままにプレイしたほうが収穫面でも精神衛生上も好ましいことが多いと言える。この点を踏まえた上で、次項に厳選のポイントをまとめていく。
効果付与の仕組み
フロー
レジェンダリー効果付与のシステムは、内部的には下記のようになっていると言われている。
- 伝説の敵がスポーンする
- レジェンダリー装備品の種類が決まる
- その装備品に付与可能な効果がリストアップされる
- 最近出た効果のリストが参照される
- 付与可能な効果から「最近出た効果のリスト」にある効果が省かれる
- 残った効果の中からランダムで効果が選ばれる
- 今回出た効果が「最近出た効果のリスト」に追加される
- 効果が一周すると「最近出た効果のリスト」がリセットされる
上記のプロセスを経るのであれば、レジェンダリー効果の出現は完全なランダムではなく、数ある効果を1つずつ排出していくことになる。この場合、確率は等分であっても、効果が一周するまでの間は、これまでに出た効果が二度と手に入ることはない。
この点を踏まえておかなければ、厳選に費やす時間と労力を大いに無駄にする可能性がある。しかし、効果が出る確率については偏りが無いようで、特定の効果が出やすかったり、出にくかったりすることはないと考えられている。
装備品
どの装備品が選ばれるかは、完全なランダムではなく、装備品を持って現れる伝説の敵のレベルやプレイヤーのレベルの影響を受けると考えられている。
まず、伝説の敵のレベルのほうが高い場合は、プレイヤーキャラクターのレベルが評価されるようである。つまり、この場合、プレイヤーキャラクターのレベルより上位とされる装備品は出現しない。一方、プレイヤーキャラクターのほうが高い場合は、伝説の敵のレベルが評価されるようである。つまり、この場合、伝説の敵のレベルより上位とされる装備品は出現しない。
したがって、高レベルの伝説の敵が出る場所で、高レベルのキャラクターを使用して厳選しなければ、パイプ銃などの期待外れなアイテムばかりが出る結果になるということである。
セーブ種別
セーブ&ロードをする際に、クイックセーブとオートセーブのいずれを選ぶかによって結果が異なると考えられている。
伝説の敵がいるロケーションに入る前にクイックセーブを行い、入った時に自動的にオートセーブが行われる場合、クイックセーブをロードすると伝説の敵が持っている装備品の種類も効果も変わり、オートセーブをすると装備品は同じで効果だけが変わるという。
例えば、上記のような状態で伝説の敵を倒し、好みの装備品でなかった場合は、装備品の種類が変わるクイックセーブをロードするべきだということが分かる。逆に、好みの装備品だが、効果が好みでなかった場合は、オートセーブをロードすればいいことになる。
当サイトによる検証
検証場所
ナショナルガード訓練場の奥にあるバラックに入る前にセーブし、入った時にできるオートセーブも利用した上で検証を行った。
セーブ種別による変化
一般に言われているように、部屋に入る前のクイックセーブをロードすると、中にいる敵が毎回変わった。これを利用して伝説の敵が出現するまでクイックセーブのロードを繰り返した。入る前のクイックセーブをロードすれば、スポーンする敵が変わるのは間違いないようである。
ただし、これはリスポーンに十分な時間が経過して「クリア済」が消えたロケーションに初めて入る場合に限られる。一度でも中に入って敵がスポーンした後にクイックセーブしたデータをロードしても敵は変わらない。
ロードを繰り返し続けると、2階にいるフェラルの1匹が伝説になったので、倒して装備品を確認したところ、興味のないアイテムに興味のない効果が付いていた。
ここで、バラックに入った直後に自動保存された最新のオートセーブをロードしてみたところ、2階の同じフェラルが伝説だった。何回ロードしても、同じフェラルが伝説だった。つまり、オートセーブが作られた時点で伝説の敵はすでに確定していることが判る。
しかし、伝説の敵が持っているレジェンダリー装備は、種類も効果も毎回異なるものだった。この点だけが一般的な説と相違する部分である。オートセーブをロードした場合は、装備品は同じで効果だけ変わるとのことだったが、実際には、装備品も効果も毎回違うものが現れた。
装備品の種類を固定することはできなかったが、伝説の敵を固定することには成功。オートセーブのロードを繰り返し、目当ての効果が付いた目当ての装備品を手に入れることができた。
効果の分布
効果の分布については、一般的に言われているように特に偏りはなかった。同じ効果が何度も出ることはなく、一部で言われているような強力な効果が出にくいということもなかった。様々な効果が満遍なく出現し、強力なレア効果「ツーショット」もすぐに出現した。
装備品の種類
装備品については特定のものしか出なかった。武器に限って言えば、10mmピストル、レバー・アクションライフル、ラジウムライフル、ミサイルランチャー、コンバットライフル、コンバットショットガン、いくつかの種類の近接武器しか出なかった。
下位の銃器と考えられるパイプ銃、パイプリボルバー銃、パイプボルトアクション銃は1丁も出現せず、上位の銃と考えられる.44ピストルは1丁も出なかった。
したがって、伝説の敵のレベルおよびプレイヤーキャラクターのレベルによって、出現する装備品の格が決定されているというのは間違いないようである。
効率的な厳選 (まとめ)
手順
まず、上位の装備品が出る条件を整えるためにプレイヤーキャラクターのレベルを上げておく。プレイヤーキャラクターのレベルを上げておけば、伝説の敵のレベルだけ調整することによって、出現する装備品をある程度操作することが可能だからである。理想を言えばキリがないが、レベル40~50に達していれば、まあ問題ないと思われる。
次に欲しい装備品のランクを絞る。プログラム内部での正確な分類を確認する術はないが、概ね下記のような3ランクくらいに分けられていると推測される。
- 上位:.44ピストルなど
- 中位:ほとんどの装備品
- 下位:パイプ銃など
狙う装備品が決まったら、敵の強さが対応するロケーションを選ぶ。
- 上位:連邦南部 (ボストンなど)
- 中位:連邦北東部 (リビアなど)
- 下位:連邦北西部 (レキシントンなど)
そして、選んだロケーションから遠く離れた場所で、20日経過させてリスポーン条件を整える。
現地に着いたら、入り口の扉の前でクイックセーブを行う。それから中に入り、伝説の敵が居なかったらクイックセーブをロードする。これを伝説の敵が出るまで繰り返す。難易度を Very Hard に設定して伝説の出現率を上げておくとスムーズ。
伝説の敵が出現したら倒してレジェンダリー装備品を確認。出現した装備品や効果が目当てのものでない場合は、ロケーションに入った時に作られるオートセーブをロードして再開する。以降、目当てのレジェンダリー装備品が手に入るまでオートセーブのロードを繰り返す。
人気の厳選スポット
ロケーション
クエスト「The Arrival」
クエスト「The Arrival」の最後、報酬を受け取る前にセーブし、好みの品が出るまでロードする。報酬が固定されてしまう時は、アカディアに入る前のオートセーブから再開する。
クエスト「Close to Home」
クエスト「Close to Home」の最後に、報酬としてカスミの祖父の遺品が貰える。そのコンテナを掘り起こす前にセーブし、欲しいアイテムが出るまでロードする。